FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

楽天証券で東証iシェアーズETFの手数料が無料に

楽天証券が東証上場のiシェアーズETFの売買手数料を6月6日(水)から無料にすると発表しています。

f:id:kuzyo:20180603093745p:plain

通常ですと、片道で0.05%程度、往復で0.1%程度の手数料がかかります。ボリュームゾーンであろう100万円前後で見ると、往復で1000円程度のコスト削減となります。

取引金額 手数料 手数料率 手数料率往復
5万円まで 50 0.100% 0.200%
10万円まで 90 0.090% 0.180%
20万円まで 105 0.053% 0.105%
50万円まで 250 0.050% 0.100%
100万円まで 487 0.049% 0.097%
150万円まで 582 0.039% 0.078%
3000万円まで 921 0.003% 0.006%
3000万円超 973 0.003% 0.006%

 

なおドル建ての海外ETFは今回の無料化対象外なのには注意が必要です。海外ETF(米国株式扱い)は、一律取引金額の0.45%の手数料がかかりますので、東証上場ETFに比べると割高ですね。100万円の取引で、手数料が4500円がかかる計算です。

 

S&P500 ETFならIVVか1655か?

海外ETFの定番といえば、S&P500連動型です。iシェアーズでは、ドル建て海外ETFとして「IVV」が、また今回売買手数料無料となった円建ての「1655」の2つがあります。

 

1655の中身はIVVでして、投資家からすると、直接IVVを買うか、1655を介してIVVを買うかという選択になります。1655は為替ヘッジもしていないので、単に円で売買できること東証で売買できることが特徴です。

 

IVVは米国株式扱いなので、100万円購入した際の手数料は4500円。一方で1655は手数料無料です。往復だと9000円対0円となります。ただし、信託報酬には大きな違いがあります。

 

IVVが0.04%と業界最安値水準の経費率(毎年支払うコスト)なのに対し、1655は0.15%です。円で売買できて東証上場というメリットに対して、0.11%の追加コストが発生する形になります。100万円の投資だとすると、IVVなら年間コストは400円、1655なら1500円になります。年間コストの違いは1100円ですので、手数料差の9000円をカバーするには約8年が必要になります。

 

 

kuzyo.hatenablog.com