以前、久しぶりにキャシュフローゲームがやりたくなって、巷でやっているキャシュフローゲーム会に出席しました。ネットでは、「キャシュフローゲーム会は、ネットワークビジネスやマルチ商法の勧誘がすごいので注意」という話がたくさん載っています。
参加してしばらくしたらですが、やはりというかなんというか、勧誘メールが届くようになりました。ネットワークビジネスやマルチ商法ではありませんが、副業を軌道に載せるためのコンサルティングの勧誘です。なるほど。
そもそもゲーム会のときから、講師の方は、金持ちアピール、金持ちの知り合いが多いアピールがすごかったのですが、ここへの伏線ですね。
- ラットレースを抜け出そう
- そのためには自分のビジネスを持つことが大事
- 自分のビジネス(副業)を成功させるためのノウハウ教えます
- そのためにコンサル料を払いましょう
こういう流れです。うん。大枠は間違っていませんね。コンサル料が適正かどうか、そのノウハウは果たして実効性があるかが問題ですが。
面白かったのは、「勧誘を目的としているが参加費を取ります」「お金を払えばOKにはしません」「マナーを守れない人は参加禁止」というような、相手に対してマウントするための布石をたくさん打っていることです。なるほど、コンサルでうまくお金をもらうには、「このノウハウを買ってください」ではダメで、「あなたが欲しいなら売ってあげてもいいよ」というスタンスが重要なのでしょう。勉強になります。
ただ、個人的にはこうしたコンサルは不要とまでは思っていません。ノウハウ自体は有料に値するものは少なく、ネットでも探せるものが多いのですが、お金を払ってレクチャーを受けると、「やらねばならぬ」と背中を押してもらえるからです。
コーチングでは、「答えは教えてもらうのではなく自分の中にある」といいますが、こうした副業でも、答えをコンサルに期待するのではなく、うまく自分の背中を押してもらうメンター的なものが重要になります。
ただし下手なコンサルにひっかかると、背中を押してもらっただけでなく、引っ張り込まれて、抜け出せなくなったりもするので、あくまでコンサルの力を借りるのは最初だけにして、あとは自分の意志で決定していくことが重要ですね。