FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

インカムゲインでどれだけのリターンを得てきたか

この数年、キャピタルゲイン狙いの投資から徐々にインカムゲイン狙いにシフトしてきています。資産規模が大きくなり、インカムゲイン絶対額が増えてきたのと、セミリタイアをほぼ実現して確定収入が重要になってきたからです。

 

そのような方針なのに、これまでインカムゲイン収入がどうだったのかを計算したことがありませんでした。証券会社などの過去のログを取得して、過去のインカムゲイン収入の推移をまとめてみました。

 

右肩上がりのインカムゲイン 総利益の7%がインカムだった

インカムゲインを年ごとにまとめたのが下記のグラフです。見事に右肩上がりになっています。これまでの累計インカムゲイン収入を、総資産から投資額を引いた総利益と比較してみると、総利益の約7%がインカムゲインでした*1

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7%というのは正直意外でしたが、よくよく考えるとこんなものかもしれません。ジョン・ボーグルの書籍内のデータによると、110年間のデータを見ると株式の平均リターンは9.5%。うち、配当が寄与したリターンは4.4%だということです。リターンのうち46%が配当由来ということです。

 

僕の実績が7%だったのは、株価が大きく伸長しキャピタルゲインが伸びた10年だったということと、キャピタルゲイン銘柄に集中的に投資してきたからでしょう。

kuzyo.hatenablog.com

ドル建てインカムがほとんど

インカムゲインの内訳を見ると、ドル建てがほとんどでした。後半3年間に円建てのインカムが増えたのは自社株の配当と、自社株の貸株を行ったためです。個別株でボラティリティが高い銘柄は貸株金利も高くなるため、けっこうなリターンを貸株で得ることができます。

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とはいってもメインは配当収入

とはいってもやはりメインは配当収入です。2018年に大きく伸びたのは、2017年から買い始めたARCCが大きく貢献したからです。実はインカムゲイン収入だけで、生活費の2割程度を賄えるようになっています。逆にいうと、残り8割は趣味としてのサラリーマンで給与をもらったり、キャピタルゲイン利益を取り崩さなければなりません。

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2018年に限ってみると、総資産はわずかに減少していますので、キャピタルゲインは大きくマイナス、インカムゲインが大きく増加したということです。インカムゲイン様様です。

 

なお、2008年以前のデータは額が小さいのと、証券会社がバラバラのため集計を断念しました。また、オルタナティブセグメントからはソーシャルレンディングからのインカムゲインだけを計算しました。FTSE100 CFD投資などレバレッジをかけたインカムゲイン狙いの投資や、異業者FXアービトラージなどからのインカムは計算していません。

 

これから四半期単位くらいでインカムゲインの数値もトラックしていきたいと思います。

 

*1:グロール、オルタナティブ、インデックスの各セグメントは、2019年1月のポートフォリオ公開 セグメントごとスタイルに変更を参照のこと。