FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

e-Taxで医療費控除をやってみる データ送信で完結

今回初めてe-Tax(ID、パスワード方式)にトライしたので、これまでと勝手が違うところがいくつもありました。その一つが、各種明細の提出です。下記は、今回明細を必要とされた項目の一覧です。

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e-Taxを使うとオンライでデータ送付できるのが最大のメリットなので、「明細は別途紙で提出」となっては元も子もありません。

 

まず源泉徴収票は「提出省略」です。

 

そして寄付金、つまりふるさと納税の「受領証」も提出省略できます。ふるさと納税では、確定申告コーナーの画面上で寄付した市町村を一個一個入れていくという面倒な作業が発生しますが、受領証を送らなくていいのはありがたいものです。というか、早く市町村と国税庁の間でデータをやり取りしてほしいものです。

 

外国税額控除の明細書も「提出省略」がOKです。これ、ぼくのように海外のETFをやまのように持っていると、それぞれから毎月のように入金があるので明細を作るだけで一苦労になります。省略はありがたいですね。

医療費控除の明細をデータで送る

さて、問題が「医療費控除」です。実は最初にe-Taxで最後まで行ったところ、上記の画面が出てきて、「印刷して医療費控除の明細書と一緒に送付せよ」と言われたわけです。いやこれもデータでなんとかできないか? と思って調べたり聞いたりしました。

 

医療費控除は徐々に簡略化されてきています。平成29年分(2017年)からは明細書を作れば「医療費の領収書」は提出不要になりました。というか、それまでは領収書も封筒に入れて確定申告の際に送っていました。

www.nta.go.jp

 

そして今回は、明細書もデータ化にトライです。医療費控除の入力画面では、次の4択を求められます。ここで「医療費の領収書から入力して、明細書を作成する」を選ぶと、フォームに逐一データを入力していくことになります。まぁ数十件ならこれが一番楽かもしれません。

 

「合計額のみ入力する」は、カッコの中にあるように「別途作成した明細書を提出してください」です。ただし、記載が無いのは「印刷して郵送で」という点です。医療費通知は医療機関からもらったデータ・フォーマットを使うもののようなので今回はパス。

 

今回選ぶのは、「医療費集計フォームを読み込んで、明細書を作成する」です。

 

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サンプルExcelファイルを読み込んで入力、アップロード

この医療費集計フォームというのは、要は単なるExcelファイルです。「ダウンロード及び詳細はこちら」からファイルをダウンロードして、中に記入し、それを「ファイルを選択」からアップロードすれば、システムにデータが反映されるという流れです。

 

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実際のExcelファイルは下記のような項目になっています。「病院・薬局などの名称」は、交通費を記載する場合は「JR」とか書くことになります。医療費の区分は空欄か「該当あり」を選択する形ですが、コピペも可能です。

 

このExcelに入力してアップロードしてもいいし、別表で管理しているならそこからコピペでもいいでしょう。ぼくは今回別表からコピペしました。

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アップロードすると、下記の画面のようにレコードごとに分解されて登録されます。ちょうど「医療費の領収書から入力して、明細書を作成する」の場合と同じになります。

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これで、医療費についても明細は領収書を提出する必要がなくなり、電子送付したらあとは納税額を払えば完了です。ただ、領収書や証明証は保管義務があるので、捨てずにちゃんともっておく必要がありますね。

 

医療費控除はここ数年毎年やっていますが、当初から比べるとかなり楽ちんになりました。仕組みが整ってきてありがたいものです。あとは、2019年は医療費控除の枠内に収まるくらいに医者にかからない健康な生活を送りたいものです。

 

なお、人によっては結局医療費関係の書類を郵送する必要が出る場合があります。下記にあるように、「寝たきりの人のおむつ代」や「白内障などの治療に必要なメガネ」などの費用を医療費控除するには書類が必要なようです。

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