暴落というほどではないのですが株価が軟調です。日経225もS&P500もずるずる下げている感じ。そして、米国債の利回り低下=価格上昇が話題です。
30年債が利回り2%切り
米国債の10年もの利回りと2年もの利回りが逆転したことが話題です。通常、満期の長い10年もののほうが利回りが高くなり、これを順イールドカーブといいます。ところが、2年もののほうが利回りが高い、つまり逆イールドカーブの状態です。
未来のほうが利回りが低いということは、市場が今後の経済見通しを暗いと考えているということ。低い利回りでないと資金需要がない、厳しい経済状況だと予想しているわけです。
そのため、長期金利と短期金利の逆転となる逆イールドは、リセッションのサインと言われてきました。即座にではありませんが、半年程度でリセッション入りすることがこれまで多かったのです。
下記は、米国長期債(デュレーション20年超)のETF TLTの価格です。この5年で最も高い価格=利回りが低下していることが分かります。
株価も軟調 しかし暴落ではないか
この景気見通しを背景に、株価も軟調です。S&P500の1年チャートです。これを見ると、1月の下げが「暴落」と言ってもいい、けっこうな買場だったのが分かります。残念ながらぼくは何も買えなかったのですが。
こちらは日経225の1年チャートです。1月に米国株同様に下げたものの、その後の復活はあまりなく、米株が下がるときはしっかりと下げています。好調な決算が出ている米国企業と違い、日本企業の決算には雲行きの怪しさもありますね。
もう少し下がってくれれば高配当株を買う
もう少し下がってくれれば、米国の高配当株を仕込みたいと思っています。具体的には、高配当株ETFのHDVが候補です。
下記はHDVの5年チャートです。うーん、たしかに1月は凹みましたが、基本的に右肩上がり。あまり下げを待たずに買ってもいいんじゃないかとさえ思えてきました。
HDVについては、資産の5%以上を振り分けたいと思っています。グロース銘柄をそろそろ手仕舞いして、その資産をHDVに振り分けます。日本円をドルに変えるつもりはあまりなく、こちらはオルタナティブ運用と、リアルアセット運用に使うつもりです。