FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。投資歴20年以上。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2020年9月の投資成績とポートフォリオ公開

 2020年9月の投資成績と、現在のポートフォリオ状況をまとめます。特に米国ではコロナ禍は収まっておらず、大統領選も11月に控えており、FRBも金融緩和継続を打ち出したりと、方向性の見えない月でした。一方、上がりすぎていたGAFA系の株は大きく下落しましたが、ぼくの資産全体の状況はどうだったでしょうか。

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全体は▲2.1% 全アセットクラス不調

9月の資産は、ほぼ全アセットクラスで不調で、全体で▲2.1%となりました。年初来ではまだ4.3%のプラスですが、少々厳しい月となりました。

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セグメント別リターン

リターンの内訳を、1段階ブレイクダウンして、5つのセグメントごとに見てみましょう。従来どおり、入出金を加味してセグメント内のリターンが正確にでるように補正してあります。

 

リアルアセットセグメントを除き、すべてが月次リターンマイナスという結果です。特に、ゴールドとクリプトのヘッジセグメントが大きく下げました。一方で、リアルアセットは11%の増加ですが、こちらは消費税が還付されたことによるものです。後述します。

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各セグメントがリターンにどのくらい貢献したかを見てみます。総合成績がマイナスなので、マイナス100%の内訳が何によるものかを示しています。単体ではヘッジセグメントの下げが大きかったですが、資産全体への影響でみると、金額の大きい株式セグメントが100%を超える貢献度でした。

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各セグメントの比率は次の通りです。

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株式セグメント▲4.6%

株式セグメントは4.6%減少しました。ただし年初来ではまだ10.8%のプラスであり、ちょっとした調整だともいえます。特にGAFAのグロース株の下落が大きいですね。コロナ禍からのリバウンドで上げすぎていた反動だともいえます。意外なことに、日本株はプラスの成績でした。

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下落を牽引したのはGAFAです。GoogleとFacebookはそれぞれ9%超の下げ、Amazonも7%超の下落です。引きずられて米国株も全世界株も下落しました。米国株の多くの比率をGAFAMが占めており、そして米国株は世界株式の半分を占めています。GAFAMが風邪を引けば、全世界の体調が悪化します。

 

日本株は調子がよかったようで、アクティブファンドのひふみプラスは4.8%の上昇でした。こういうときにはアクティブファンドっていいかも?と思ってしまいますね。後知恵バイアスですが。

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買い付けは従来と同じく、引き続き楽天カードを使った投信自動買い付けの「楽天バンガード全世界株式」と、tsumiki証券での「ひふみ投信」の自動買付だけです。とはいっても、ポートフォリオに占める比率は誤差レベルなので、大きな影響はありませんでした。

 

株式ポートフォリオ全体の構成は、ほぼ変わっていません。

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債券セグメント▲2.1%

債券セグメントも下落です。せっかく戻りつつ合ったARCが5%近く下落しました。総合債券のBNDも0.5%下落しており、債券系は総崩れ。年初来でもプラスになっているのはBNDだけです。

 

コロナ禍で債券が上昇したタイミングで、米国債やモーゲージ債、BNDの一部は売却してしまいました。残っているのは株式との連動が高い、信用リスクを取っている債券が多いので、株式市場が不調だとやはり影響を受けます。

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債券ポートフォリオはあまり変わりませんが、SBIソーシャルレンディングに追加投資を行いました。メガソーラーブリッジローンで、利回りは7%、運用期間は18カ月です。これにより、比率が1.9%に上昇。一翼を占める感じになってきました。

 

10月に、これまで投資していたmaneoのすべてのローンが満期を迎えます。maneoは初期こそ好調でしたが、この1〜2年はデフォルトが多発。かなりの不良債権を抱える状態になっています。さっさとmaneoとはおさらばして、SBIソーシャルレンディングに切り替えていこうと思っています。今の10倍くらいの規模まで増やしていこうと思っています。

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リアルアセット +11.2%

リアルアセットは久々に大きな上昇です。最初に資産状況の推移を見てみましょう。保有現金が大きく上昇しました。これは消費税還付を受けた結果によるものです。

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また木更津発電所の評価額も少し上向きました。これは8月の天気が良くしっかりと発電したことで、9月頭の入金額も上昇したためです。下記は木更津発電所のシミュレーションと実績の比較ですが、8月は計画を上回り過去最高の発電量となりました。ただ、あれだけ晴れが続いたのに、全然上振れていないじゃん? という不満はあったりします。

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リアルアセットの内訳です。初期投資額(ほぼ簿価)が3分の2を占めていて、これが順次実際の発電所に変わっていきます。すでに1カ所は工事済みで連系待ち、もう一カ所は工事計画中となっており、年内にはいくつか稼働する見込みです。稼働済みの発電所については、将来の想定CFを割り引いてDCF法で現在価値を計算してカウントしています。

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ヘッジセグメント▲6.51%

ゴールドとクリプトからなるヘッジセグメントも、9月は下落でした。金も1900ドルを割り、Bitcoinも下落。ただし全資産とも年初来では大きなプラスとなっています。特にEthereumは一時の高値5万円から、現在は3万8000円まで下落しましたが、それでも年初来で+160%超のパフォーマンスとなっています。
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 ヘッジセグメントの内訳は、金のインゴットが6割、残りがクリプトとなっています。クリプトも、ほぼBitcoinとEthereumです。

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オルタナティブ(現金)は▲0.58%

現金とその同等物として短期運用するオルタナティブセグメントは0.58%の下落でした。とはいえ、これは優待クロスのコストが先に来て、優待があとからくることによる影響でしょう。9月は大量に取りましたし、異名義クロスの場合、ぼくの資産にカウントしていない家族の資産に配当が入ったり、値上がり益が入るので、こういうこともあります。

 

なお、年初からのオルタナティブの月間平均リターンは1.17%でした。しかし、正直なところ、オルタナティブは現金を含んでいるので、買い付けや配当、貸付などが複雑に入り組んでいて、正しいパフォーマンスを計算できている自信がありません。これはもう一度、集計方法を考え直す必要があります。

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先月書いていませんでしたが、8月下旬に優待目的でサイゼリヤを購入しました。「任意の日」に100株以上の保有を条件に優待付与の銘柄なので、ならば現物を買っておこうかという判断です。実は優待目当てで長期保有するのは、サイゼリヤが初めて。コロナ禍で株価も下落していたので、サイゼリヤならいいかという判断です。

 

現在のところ15%ほどの含み益となっており、たいへん好調。なんというか、こういうのを見ると、インデックスが何年も持って10%だったりするので、個別株って凄いなぁと思いますね。まぁ才能ないのでよほどのことがなければ個別株は買いませんが。

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通貨の状況は次の通りです。ドル円が継続的に下落していますね。一時は104円台に入ったことも、直近ありました。ドル安のせいで、ドル建て資産が円換算で下落しており、そのために円比率が少し上昇しています。

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インカムの状況

最後にインカムの状況です。配当と貸株、またソーシャルレンディングからの分配金を合計しています。9月は、BND、PFFの毎月分配に加え、XLPとVTから配当がありました。IVVは9月配当ですが、入金は10月にずれ込んだようです。

 

9月までのインカム累計額は、現時点の総資産に対して0.62%となりました。ここまでで計算すると年間インカム収入は総資産の0.8%となりそうですが、IVVが入るとまたちょっと計算が変わるでしょう。

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今後の方針

さて今後の方針です。リアルアセットは太陽光を仕込み済みで、計画通り進むでしょう。ヘッジセグメントはこのままホールド。この2つは動きはありません。株式セグメントもとりわけ買いたい銘柄もなく、毎月の定期買い付け以外は動きなしです。

 

一方で、増えすぎた現金はなんとかしなくてはなりません。まず日本円は、9月の優待需要期でも余ってしまいました。年末に向けて、先物口座から株式口座への損失の移し替え、または先物口座の損失の先送り処理をしなくてはならないので、それに充てるのが1つ。また、SBIソーシャルレンディングがいけそうなので、徐々に資金を移動させるつもりです。

 

もっと問題なのがドルの現金で、これまでMMFで運用してきましたが、税金関連のアクションももう十分に終わったので、BNDを買い付けようと思います。もしも株価下落があればクッションになりますし、毎月配当が出るのも大きいので。

 

あとは不動産の購入です。安めのものでいいので、年内には1つ購入したいと思っています。

 

なお、各セグメントは下記の目論見書に従って運用します。

また計算上の注意点は下記です。

  • このポートフォリオには、生活防衛資金、401k、各種貯蓄性保険、年金、家族の資産は入れていません
  • 株主優待は現金化したもの以外、資産計算していません。取得コスト分だけ資産にマイナスの影響が出ています(ここは今後検討です)
  • 含み益も資産として計算されているので、ここから税払いが発生する場合があります
  • 法人と個人の資産を合算しています

【前回8月のポートフォリオ】

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