FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

りそな銀が2%還元のデビットカード ただし月額700円

プリペイドカードが熱かった時代が一巡して、現在盛り上がっているのはデビットカードです。昨日登場したのは、「りそなデビットカード〈プレミアム〉」。なんと常時2%還元というもの。

2%還元のデビットカード

2%還元というのは、クレジットカードと比較してもかなり高還元です。ただし、月額700円の会費がかかります。9月末までは無料なので、約半年間は無料で試すこともできます。

この700円の会費をどう見るかですが、1つの考え方は年会費8400円のプレミアムなクレカだという考え方です。この価格は微妙ですね。3万3000円のプラチナプリファードよりは遥かに安いのですが、100万円修行前のゴールドカード5500円よりも高い。そして、デビットカードなので保険とかそういう付帯サービスはありません。

 

もう1つの考え方は、700円を払っても還元率が高いのでお得だというものです。この理屈でいうと、700円のモトを取るには月間3万5000円の支払いが必要です。ただし「3万5000円ならいけるかな?」と思うのはちと早とちり。だって、これは完全がゼロということですから。

 

そのため、ここは機会費用で考えなければなりません。例えば、年会費無料の高還元カードとして最も有名な楽天カードは1%還元です。これを上回るリターンを得るためには、月額7万円の利用が必要になります。正確には、7万円を超えるなら楽天カードよりもいくばくかお得ということです。

 

現在のりそなデビットカードは0.5%還元。プレミアムは700円払って、1.5%の追加還元です。つまりりそな銀ユーザーが切り替えるかどうか考えるなら月額4万6667円が損益分岐点になるわけです。

Revolutへのチャージ

そう考えると、2%を超える還元というのはないわけではなくて、ぼくの場合はそれこそほんとに常時2%還元のリクルートカードがありますし、三井住友プラチナプリファードなら2.5%還元までいけます。少なくとも、年間8400円のコストを負担してまで使いたいかというと微妙です。

 

ただし唯一の希望は、Revolutです。先日書いたとおり、Revolutは4月17日から、クレカチャージに1.7%の手数料を課します。これによって、クレカからのチャージはほぼオワコンになったわけですが、デビットカードについては無料でチャージ可能です。

 

しかも、りそなデビットプレミアムはRevolutにチャージ可能なVisa。そしてデビットカードからチャージした残高は送金や海外ATMでの引き出し可能です。いわゆるグルグルは規制が入りまくりで実質壊滅ですが、もしりそなデビットプレミアムからRevolutへのチャージがちゃんと機能するなら、意外と美味しいかもしれません。

 

2023/04/02 追記:トリノスさんから情報いただきました。下記のとおり、Revolutは「利用できない加盟店」に追記され3月31日から利用停止となりました。残念。

ご利用いただけない加盟店(業種別)|りそなデビットカード|りそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行

 

www.kuzyofire.com

 

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