FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

資産額減少もドル建てATH 2024年7月の資産状況

AI銘柄に大きな調整が入り、ハイテク株中心のぼくのPFは下落。久しぶりに資産が減少となりました。日銀が利上げを発表し、一気に150円まで円高に振れたことも大きく影響しています。一方で、ドル建てではなんと資産額がATHを記録しました。

総資産は▲3.28%

総資産は3.28%の減少でした。11ヶ月ぶりのマイナスです。

下記はセミリタイアしてからの資産額の推移です。オレンジ色は完全FIREのタイミング。生活費はほぼ誤差の状況になってきています。

バケツの中身は32.6年分に

FIRE後は具体的な金額ではなく、資産が生活費の何倍あるかという観点で管理しています。現在のバケツの中身は生活費32.6年分。これを3つのバケツに分けて管理するバケツ戦略を取っています。

 

バケツ戦略とはFIRE後にリスク資産比率を落とすのではなく、生活費のバッファを一定量用意する戦略です。もし市況が悪化しリスク資産が暴落しても、株価回復までの期間を現金中心の「短期バケツ」、債券中心の「中期バケツ」で食い凌いで、「長期バケツ」に入れた株式を安いタイミングで売らないようにコントロールするやり方です。

資産額の減少にともない各バケツの年数も減少しました。特に長期バケツは1年分減少しています。一方、債券(個人向け国債)の買付に伴い短期バケツが減少、中期バケツが増加しています。

短期と中期を合わせた年数は9.3年で、もし株式市場が大クラッシュしても9.3年は株式を売らずに持ちこたえられるということです。

バケツの中身

続いてバケツの中身です。短期バケツは現金と優待クロス用資金、中期バケツは太陽光/債券/ゴールド/米ドル/定期預金をカウントしています。長期バケツは、それ以外の保険/不動産/個別株/クリプト/インデックス株式で構成されています。

全体でいうと安定して増加したのは太陽光と不動産だけです。債券は増加していますが、これは個人向け国債を購入(その分現金が減少)買ったのが大きい。減少部分でいうと、ハイテク株中心の個別株の下落が大きかったです。

ドル円、150円に

ドル円レートは日銀の利上げを受けて急速に円高が進み、150円台となりました。これまで円安効果で円建て資産が伸びてきたのですが、それが逆回転した形です。そのため、円建て資産はATHから陥落ですが、意外なことにドル建て資産額は、過去最高額、ATHとなりました。

最後に通貨別の比率を見ておきます。資産額全体が減少した一方で、底堅いリアルアセットは相対的な比率を増しました。

このように棚卸しをしてみると、ハイテク株は大きく下落したものの、マルチアセットに分散されたPFは固いことがよく分かります。クリプトの比率はもう少し落としたいと思っていますが、ほかのバランスはまぁこんなものでしょうか。

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