日経マネー2024年10月号にて取材いただきました。内容は債券投資。そういえば、日経マネーさんは前回も債券投資についての取材でした。ぼくはもう、すっかり債券投資家なのでしょうか?(笑)
「仮想通貨・債券・金投資の正解」
本日発売の日経マネー2024年10月号の第1特集は「憧れの配当・優待生活」。そして第2特集が「仮想通貨・債券・金投資の正解」です。債券は株と並んで本来投資の王道なのですが、長らく続いた(そして今も魅力的ってほどではない)低金利によってすっかり債券投資を行う人は少なくなったようです。このところは、資産を保全する目的で債券を買う、いわゆる超富裕層とかがメインかな。
でも米国の金利は5%以上に達し、日銀も利上げ。債券投資の妙味がやっと生まれてきました。さらに、9月には米FRBの利下げはほぼ確定的。金利が下がれば値段が上がるのが債券なわけで、いまちょうど債券が面白いタイミングなのです。
記事では、FPの方、ファンドマネージャーの方に並び、個人投資家として債券について話させていただきました。
債券を買う理由
取材でもお話させていただきましたが、債券を買う理由は大きく2つあります。
1つは、預金代わりの資金の保管場所として。国債は預金よりも基本的に高い利率が付きます。日本円でいえば、預金は高くても0.3%ですが個人向け国債は変動10年で0.7%前後。基本的にお得です。また社債や新興国債券など格付けが国債よりも悪いところの債券なら、金利が上乗せされます。
2つ目は債券の値上がり益狙いです。債券は基本的に金利が下がれば価格が上昇し、金利が上がれば価格が下がります。そのため、将来金利が下がると見通すなら債券を買えばキャピタルゲインを得られます。このとき、金利変動に対する感応度は、ざっくり満期までの期間が長いほど高くなります。つまり長期債のほうが金利が下がったときに価格が大きく上がるということです。
今は日本で金利が上昇基調にあって日本国債にまともな金利が付き始めています。しかも個人向け国債なら、金利が上がっても価格が下がりません。元本で国が引き取ってくれるからです。
そして米国は5%近い金利が現在ついており、さらに年内利下げが見込まれています。つまり利下げがあれば債券価格が上昇して儲かるというわけです。
そしてもう一つ。利下げがあって債券価格が上昇するタイミングというのは、往々にして景気が減速し始めたころで、つまり株価が下落しています。株式投資家にとっては、逆の値動きをする債券をもつことでPF全体のリスクを低減させられるというわけです。
さて、これらは債券の基本だったりするので、この先については下記の債券カテゴリの記事あたりをぜひお読みください。
ぼくはインデックス投資家? 債券投資家?
ぼくは「どんな投資家か?」と聞かれれば「インデックス投資家です」と答えますが、資産のうち、インデックスは35%しかありません。そのほかは、債券=しかも利下げに賭けた攻めの債券やハイイールド債など とか、仮想通貨とか、金(ETFとかではなく地金=インゴッド)とか、一棟ものの不動産とか、野立太陽光発電所とか、まぁ投資先の幅の広さがウリです。スポット的にですがFXやCFD、先物の売買もやりますし、オプションも取引します。POや分売、優待クロスも手掛ける感じで、幅の広さならばそう並ぶ人がいないだろうと思っています。
そういうマニアックな話であれば、ほんと好きなので、ぜひぜひお話しましょう♪