九条です。FIRE後の自由な生活をベースに、投資・税制・制度・クリプト・法人運営を考えるブログです。 利回りや還元率の表面ではなく、税引き後の手取り、制度の前提、リスクと不確実性を見ながら、自由を増やす方法を書いています。

三井住友カードが「クレカ乗車」で8%還元 これってお得?

三井住友カードが、クレジットカードで電車やバスに乗れる「クレカ乗車」で8%還元のキャンペーンを実施です。ただ、クレカ乗車はICカード運賃とは違い、切符運賃なんですよね。本当にお得なのかチェックしてみました。 

www.smbc-card.com

キャンペーンの概要

キャンペーンの概要は次の通り。

  • 期間 4月13日〜
  • 対称 スマホのタッチ決済で乗車
  • 対称カード 三井住友カード(ANA VISA Suicaカード、 ANATOKYUPOINTClubQ ANA、nimocaカード は対象外)、および名鉄ミューズカード ゴールド、名鉄ミューズカード、minapitaカード、S STACIAカード
  • 還元 毎月の合計利用額200円につき還元
    • Oliveフレイキシブルペイ 8%相当のVポイント
    • それ以外の三井住友カード 7%相当のVポイント
    • および以降のカード  6.5%をキャッシュバック
    • ※Vポイント還元は通常ポイントを含む
  • 還元上限 カードごとに月間1000pt(通常ポイント含む)

要するに、Oliveをスマホに登録して電車に乗れば8%のVポイントが還元される。ただし200円分ごとに16円で、月間還元上限は1000ptなので1万2500円の乗車まで、ということになります。

それは本当にお得なのか?

まぁ悪くないキャンペーンのように思いますが、一つ気になることがあります。電車の料金はきっぷ料金とICカード(PASMO)料金の2種類があるのですが、なんとクレカ乗車はきっぷ料金になるのです。

 

ICカード料金は1円単位となっていて、少しお得ですよね。ではどのくらいお得になっているのか。逆にいえば、クレカ乗車はどのくらい損なのか? ICカード料金がきっぷ料金より8%以上割り引かれているなら、すなおにPASMOとかSuicaで乗ったほうがいいということになります。

 

そこで調べてみました。赤い破線がきっぷ料金、青い線がIC料金です。意外と路線によって違いますね。

首都圏鉄道 IC運賃・切符運賃 距離帯別比較

IC運賃 切符運賃
IC運賃と切符運賃の比較

では、きっぷ料金とIC料金を比較して、IC料金が何%割引になっているのかを見てみましょう。ゆりかもめとかは、実はけっこう違いますね。

首都圏鉄道 切符運賃 × IC割引率

切符運賃とIC割引率の散布図

よく使うであろう最低距離をチェックしてみます。ICがきっぷに比べてどのくらい割引かれているかです。

  • メトロ 180円区間 割引率1.11%
  • メトロ 210円区間 割引率0.48%
  • 都営地下鉄 180円区間 割引率1.11%
  • 都営地下鉄 220円区間 割引率0%
  • 東急線 140、180円区間 割引率0%
  • 京王 140、160円区間 割引率0%
  • 相鉄 160円区間 割引率1.88%
  • 相鉄 190円区間 割引率1.05%
  • 西部 170円区間 割引率0.59%
  • 西部 210円区間 割引率1.43%

ちなみに、割引率が最大だったのは、みなとみらい線の200円区間(3.5%)で、次はゆりかもめ260円区間(3.46%)でした。

クレカ乗車を利用してOK

結局のところどの路線のどの料金区間でも、IC料金の割引率はそこまで大きくはなく、クレカ乗車がきっぷ料金扱いでも8%還元されればお得になることがわかりました。ただ、こうした還元がないと正直、クレカ乗車のほうがお得感は薄れます

 

三井住友カードは、このキャンペーンの終了期日を定めていません。そこまで過激な内容ではないので、しばらく8%還元が続くのではないでしょうか。ただ、クレカ乗車が使える改札は限られていて、意外とスムーズに通れないのと、ICに比べるとちょっと一拍反応が悪いんですよね。そこが僕的にはネックです。

 

www.kuzyofire.com

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