株価暴落のヘッジとして、米国VIのロングポジションを取っていました。米国株のエクスポージャに対してはわずかなポジションなので、本当にプチヘッジでしかないのですが。
ゴールデンウィークは何かが起きるかも? と思って、そういうポジションを取ったのですが、比較的平穏に週末まで来てしまいました。
+1ドルあたりでクローズ
本当にヘッジということなら、暴落が起きてVIXが急上昇するまで持っているべきなのかもしれません。もし暴落しなかったら、それは幸いということです。保険のようなものですね。
ただ、個別の、米国VIだけの損益を見てしまうと、なかなか損失に心が耐えられません。結局、ポジションを建てた14.3ドル近辺から、1ドル程度上昇した15.33ドルで全ポジションをクローズしました。
5月2日の早朝ですね。急騰したタイミングで成行売りです。同日の深夜に再び急騰して今度は15.8ドルあたりまで伸びたようですが、まぁ悪くないタイミングで売ったともいえます。
ポジションは70枚、証拠金は50万円程度
今回取っていたポジションは70枚です。1枚が10単位なので、700単位、14.3ドルの700倍で1万ドル程度のポジションを取っていたことになります。
1ドルの上昇で700単位分、つまり約700ドルの利益です。円換算で7万円少々の利益となりました。
証拠金は、ロスカット水準を10ドルに設定したところ、合計で50万円程度。約2週間のポジションでしたので、そこそこの利益だとはいえます。
保険としてのヘッジポジションは難しい
今回すごく感じたのは、株価暴落の保険としてこのポジションを取ったのに、暴落を待ちきれなかったということです。暴落が起きれば、こんな7万円程度ではカバーできなくらいの損失を被るはずです。そのための米国VI買いのはずだったのですが。
米国株ポジションと米国VIの損益を合計して見ていたら、VI側で損失が出ても米国株の含み益増で合計プラスになっていたでしょう。ただ、個別に見ると数万円の損失に心が耐えられません。なかなか難しいものです。
結局、+1ドルの上昇でポジションクローズしてしまいました。損失は出さなかったし、やらないよりはやってよかったという結果です。でも、保険としてのヘッジポジションはなかなか難しいものだなということを感じました。