FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

じぶん銀行米ドル定期10%の攻略法実践編

じぶん銀行が6月末まで米ドル定期(1ヶ月もの)が金利10%となるキャンペーンをやっています。ちょうど口座を作りたてだったので、口座開設キャンペーンと合わせて15%です。そこでFXで米ドルをショートし、為替リスクをヘッジするというのが今回の作戦の趣旨です。

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利益構造を把握 年換算で6.8% 

まずは利益構造がどうなっているかおさらいです。計算上、ドルのほうが分かりやすいので、1万ドルを預けた場合どうなるのかというと、利息は125ドル(15%÷12)、そしてコストは約67.7ドルかかります。

 

コストの内訳は、こうです。まず為替ヘッジ用のFXに20.27ドル(スワップ70円の場合。年利換算で2.4%)、じぶん銀行の為替手数料に23ドル、そして利息に対する税金に25.4ドルです。地味に税金が高いですね。

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 この税引き後の利益で、57.3ドル。108万円に対して6000円くらいが1ヶ月で得られる計算です(+FX証拠金)。月間利回りにすると0.57%で、年換算リターンは6.8%です。

なにはともあれじぶん銀行に送金

何はともあれじぶん銀行に送金です。ところが、楽天銀行から振り込みしようとしたところでひっかかりました。楽天銀行は振り込み上限額の変更が必要で、 1000万円以上の変更は事務局確認後翌日反映なのです。

 

ギリギリ当日だと振り込めないか、細かく分けて振り込まざるを得ないところでした。

キャンペーンが表示されるのと、キャンペーン金利が出るのは親切

 じぶん銀行では、ドル定期の設定です。ちゃんとキャンペーン名が出て、キャンペーン時の優遇金利が表示されるのは親切です。本当にキャンペーンが適用になっているのか不安になるものも多いんですよね。

 

今回はFXショートしやすいように、1万ドル単位での定期構築にしました。為替レートを計算しなくてもドル単位で定期を作れます。

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FXでショート 

FX側で同時にショートします。今回はDMM FXでショートしました。スプレッドは0.3銭なので1万ドルで30円。ほぼ誤差です。スワップは1日あたり70円の水準です。毎日70円なので、31日で2170円のコストが想定されます。

反省点

今回、20日の申し込みだったので、満期は7月20日。土曜日です。ジャパンネット銀行では満期日が休日だと、実際の満期は翌営業日でした。ところが、改めて電話確認したところ、じぶん銀行だと満期日は休日がアリなんですね。

 

日程を調整する必要はありませんでした。

 

ちなみに、ドル定期を作るのは平日と、土曜の早朝までOKだそうです。要するに、為替市場が開いているタイミングなら大丈夫のようです。土曜の早朝に作った場合、土曜の日付での定期になります。

 

また、「初めて外貨定期を組んだ場合年利5%還元」のキャンペーンですが、これはあくまで「初めて」になります。つまり、初回でどれだけの額を入れられるかが勝負です。小分けに定期を作ったのではダメなようなので、ここも注意ですね。

 

ポジションを作ってすぐに、一気に107円台まで円高が進みました。これによって、定期は含み損、FXは含み益状態です。ヘッジされているのでどっちに動いてもいいのですが、実は円高になってFXで利益が出るほうが税金的にはメリットがあります。

 

FXの利益は先物の厳選分離課税ですが、定期預金の為替益は総合課税扱いだからです。ちょうど先物には損失の繰越があるので、いくら利益が出ても税金の心配はありません。このままもっと円高のまま1ヶ月を終えてくれれば、このポジションに限って言えばいい感じです。