このところ、現金比率が高まったせいか、ノーリスクの投資法として優待クロスに関心を持っています。現在クロスしている銘柄は下記の通りです。
- クリレスHD 400株 (日興証券)
- ライトオン 100株(日興証券)
日興証券はすごい
これまでの優待クロスはメイン証券口座の楽天証券とSBI証券を使っていました。今回、日興証券を初めて使ったのですが、すごいですね。
まず、一般信用の売りが安いです。取引手数料は完全無料。さらに貸株金利は1.4%です。そして、3年の長期信用になっています。単元が100株の株式なら、1年間持つと株価額面の1.4倍の貸株金利がかかる計算になります。額面価格1000円の株なら、1年で1400円、1日あたり約3.84円でしかありません。
そして大手証券会社だけあって、一般信用の在庫が多く、しかも適宜補充されます。楽天やSBIのように、解禁日にヨーイドンで競争する必要がないわけです。正直、1ヶ月以上前にポジションを立てても、それほどの貸株金利にならないからです。
そして、現物株の買いは、制度信用買いをして現引きします。一般信用の金利が3%なのに対して、制度信用は2.5%だからです。取引手数料は同じく無料、また現引き、現渡しも無料。ただし、権利処理等手数料として50円発生する場合がありますが、これは権利確定日を買いで持ち越した場合なので、優待クロスの場合はないと考えていいと思います。
信用買いで発生する費用としては「信用金利」があります。また、「権利処理等手数料」を支払う場合もあります。「権利処理等手数料」は権利確定日をはさんで信用買い建玉を持っていると発生します。
現物買いは現引きを使えば1日分の制度信用金利で済む、信用売りは年1.4%の貸株金利だけで済む。とてもシンプルでわかりやすいですね。ヘルプページも見やすく、大手対面証券会社のイメージが一気に変わりました。
一方で、長期の信用売りでこれまで人気だったカブドットコム証券は手数料が高く、貸株金利も1.5%。さらに1ヶ月ごとに管理費が発生します。今回Webで調べていて思ったのですが、カブドットコム証券は手数料を安く見せることにやっきで、正確な数字を見つけるのにちょっと時間がかかりました。先頭に優遇金利が来て、あとの方に通常の場合が記載されるという具合です。
新規建日より起算した1ヶ月毎の応答日を越えるたび、1株につき10銭(単元株制度の適用を受けない銘柄は100円(税抜))、100円(税抜)に満たない場合は最低100円、上限1,000円(税抜)の信用事務管理費が発生します。
カブドットコム証券の信用取引手数料
そんなわけで、今回から日興証券でいくつかショートしています。いずれも8月末権利確定日銘柄です。
クリレスHDは日興証券でショート、各証券会社でロング
クリレスHDは100株で3000円分の、グループ店舗で使える食事券をいただけます。500株以上で6000円分、1500株以上で1万5000円分です。権利確定日は8月末ですが、かなり人気の優待なので、日興証券で7月2日に100株、7月9日に200株、7月12日に100株、一般信用売りしています。
7月2日だと日数は60日、7月9日だと53日、7月12日だと50日の貸株日数になるかと思います。日興証券は、信用の手数料無料で、年率1.4%の貸株料だけなので、クリレスHDの株価約1450円から計算すると、100株あたり1年で2030円。1日あたり5.56円になります。60日だと334円、53日だと295円、50日だと278円という計算です(あってますよね?)。
買い側の手数料を加味しても、これなら十分に元が取れるのではないでしょうか。
ちなみに今回は、家族に協力してもらい、100株の優待を4人分得る戦略です。ショートは日興証券でまとめて400株行い、4人がそれぞれ自分の口座で100株ずつロングしています。ぼくの分はもちろん日興証券で、制度信用買いから現引きしています。決済時は、現渡しが使えず、それぞれ決済しなければいけませんが、手数料を引いてもプラスになるという思惑です。
3000円✕4で1万2000円分の食事券をゲットする見込みです。
ライトオンも日興証券でクロス
ライトオンは100株あたり3000円分の自社店舗で使える商品券です。権利確定日は8月末ですが、7月3日に100株、やはり日興証券でクロスしました。日数は59日なので株価735円で計算すると167円の貸株料になると思われます。
【これまでの優待クロス】
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