日経マネー2022年12月号にて取材いただきました。11ヶ月ぶり5度目?でしょうか。今回は「スゴ腕投資家の米国株戦略」のコーナーにて。
株価は厳しいというスタンスで
コーナーのキャッチコピーとしては「ここから上がる厳選 日本株&米国株」なのですが、残念ながらぼくのスタンスは、
- 休むも投資
- 株より債券
- というよりドルキャッシュが最強
という元も子もないもので、うまくまとめてくださった編集の方に感謝です。
端的にいえば、今の米経済の流れは引き続き利上げ。これは景気を失速させてもインフレを抑え込もうというFRBの決意によるものなので、株価には基本的にマイナスです。もちろん、セクターで見ればこういう状況でもプラスになる可能性が高い領域もありますし、株個別で見ればもちろん上がるものもありますが、全体がネガティブなときに上昇するものを見つけるのはたいへんです。
全体が好調なときは何を買っても上がるわけで、全体が不調ならば、その中で上がる株を見つけるというよりも、いっそショートするほうがいいくらい。
まぁなかなかショートは難しいので、ならば相対的に利回りが向上している債券がよいだろうという流れの話です。米国債でも4%超えになっていますが、株価の不調を反映してハイイールド債はさらに高利回り。スプレッドが拡大していて、例えばETFのHYGは利回り5.17%、JNKは5.62%まで上がっています。国内ではもう買えませんが、ARCCなんて9.63%でっせ。
ぼくは何屋だろう?
そんなわけで、今回は米国株という投資の王道でお声がかかったわけですが、後半ではポイ活特集をやっていたりします。最近のぼくのブログでは、ポイ活ネタのほうが読まれるのですが、これは株価が不調で投資が盛り上がらないので、確実に利益になるポイ活や節約術にニーズが出てくるという世相を反映したものなのでしょう。
数年前は本当に盛り上がったFIREも、このところはあまり話題にならず。一時はお声がかかるときの題材はFIREが多かったのですが、これもまた移り変わる感じですね。
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