FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

三井住友ゴールドカードは「マイ・ペイすリボ」の併用で常時2%還元に 具体的な手法と注意点

昨今、クレジットカードの還元率も渋くなってきて、常時2%還元で電子マネーチャージも対象、なんてカードはなかなか見つかりません。が、実は三井住友ゴールドカードがそうなのです。その決め手は、リボ払い「マイ・ペイすリボ」の活用になります。

三井住友ゴールドカードの常時2%還元を分解する

なぜ三井住友ゴールドカードが常時2%還元なのか。その内訳を分解してみましょう。まず三井住友ゴールドカードの基本還元率は0.5%です。そして、年間100万円の利用で1万ポイント還元、つまり+1.0%。さらに、リボ払いを使うとさらに+0.5%。というわけで、合計2.0%還元となるわけです。

そして、現在のところ電子マネーへのチャージも、多くの場合はポイントが付きます。下記がポイント対象外なので、モバイルSuicaやPASMO、nanacoなどにチャージしたい場合は、au PAYなどを経由するという流れです。

「マイ・ペイすリボ」の注意点

さて、「マイ・ペイすリボ」を利用すると+0.5%還元ということですが、実はこれが意外と厄介です。リボ払いは、使った金額に対し、毎月一定額を利息を上乗せして返済していく仕組みです。よくリボ払いにすると◯◯還元!をうたうカードがありますが、月額返済金額を例えば100万円とかにすれば、それはほぼ一回払いと変わりません。

 

ところが三井住友カードの+0.5%のためには、「手数料を発生させないといけない」という条件があるのです。つまり、5万円使ったときリボ払いの返済金額が5万円以上だと、全額一回で返済となってしまい、手数料(利息に相当するもの)が発生しません。これではダメなのです。

 

そこで三井住友カードのリボ払いの仕組みを確認すると、100円ごとにリボ手数料が計算されること、実質年利は15%相当となっています。そして手数料が1円を超えれば、+0.5%となる仕組みです。計算の仕組みは下記のような感じで、正直なところまだ完全に理解できていません。

そのため、1回の支払いで全額が返済されてしまわないようにうまく支払い額を調整しながら、できるだけ手数料の支払いも小さくします。例えば9万2540円の支払いがあったら、リボ返済額を毎月9万2000円にしておけば、手数料がかかる対象は540円で、非常に小さい手数料で済みます。

 

9万2540円に大して+0.5%の還元額は462円になるので、リボ手数料がこれを下回っていればプラスとなるわけです。例えば残金が100円なら、30日間分の利息が1.232円になります。25日分なら1.027円なので、1円の残高を発生させるならこんなイメージです。

具体的な手順

では具体的な手順を見ていきましょう。当然ですが、まず「マイ・ペイすリボ」に申込みます。そして、毎月のリボ払い額を決めるのですが、ここで最初の選択肢があります。今回の裏技では、毎月リボ払い額を調整していくわけですが、それは「増額」する方法と「減額」する方法があるのです。

 

最初は大きな額、例えば50万円とかにしておいて、そこから減額すれば大きな事故は起こりません。逆に、初期設定を1万円など小さくしておいて、支払いが20万円だと、増額を忘れると19万円もリボ払いの手数料対象になってしまいます。普通に考えると、減額のほうが便利です。

 

ところが、増額は1000円単位でできるのですが、減額は1万円単位でしかできないのです。5万8800円の利用があったとき、増額なら支払い額を5万8000円にできますが、減額なら5万円にしかできないということです。操作ミスや失念ミスによるリスクは減りますが、手数料も増加してしまいます。ここは好みという感じでしょう。

 

さて毎月の手順です。変更は、支払日の4〜6営業日前までに行います。10日引き落としの場合、1日〜6日あたり、26日引き落としの場合、18日〜22日あたりが締め切りです。

 

ただし三井住友カードは締めが終わって支払い金額が確定すると、「お支払金額のお知らせ」というメールを送ってきます(26日引き落としなら11日あたり)。これを受けとたら、リボ支払い額を調整するという流れで大丈夫です。

具体例

実際の例を見ながらやり方を見ていきましょう。Vpassにアクセスし「ご利用明細」から「リボ、分割払い、キャッシングのお支払い予定明細」を選びます。

この新規ご利用額と、今回支払い額に注目です。この差が「今回お支払い後元金残高」になります。これができるだけ小さく(ただし一応金利が1円は付くよう)調整するのが作業となります。

 

具体的には、「WEB明細トップ」の「お支払い金額調整」を押します。

 

いくつか選択肢がありますが「マイ・ペイすリボ お支払い金額の変更」を選びます。

ここでは、増額と減額の2つの選択肢があるので、低リスク派なら減額だし、リスクは高くてもコストを抑えたりなら増額ということになります。

増額のメニューはこんな感じ。当然、「次回お支払い金額」の方を変更します。

現在の設定内容が出ます。「追加お支払い可能額」が1862円となっているので、1000円追加すれば、862円だけが元金としてリボの対象になる感じ。

というわけで1000円増額します。

このようにしてリボの支払額をコントロールすれば、下記のように、通常ポイントとほぼ同額が、「マイ・ペイすリボ特典」として付与されるわけです。

リスクと利益

さて、このように月1回の操作によってポイントを倍増させられる、リボ払い操作。上記のように、月間2000ポイントくらい増加させられるポテンシャルがあります。一方で、そこにはリスクがあるのも事実です。

 

1000ポイントの追加還元を受けられるというのは、だいたい20万円の利用ということですね。これを仮にリボ払い額1万円で返済していいったら、毎月2300円くらいのリボ払い手数料*1がかかることになります。大損害ということです。リボ払いの画面は直感的とは言い難く、何がどうなっているのか把握するのはけっこう困難です。

 

うまく設定したつもりでも、高額な手数料を払うハメになる可能性もあります。リボ払いをうまく組み合わせることで、支払い手数料は数円から数十円に抑え、数千円のポイント還元を追加で受けることができます。実質的に還元率を2.0%にアップさせられるわけです。ただし、そこには操作に対するリスクがあることは忘れてはいけないでしょう。

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