バーチャルクレカ決済サービスのIDAREが、最近立て続けに強力なキャンペーンをやっています。今回は、チャージ額の2%を還元するキャンペーン。注目は還元上限額の記載がないことです。IDAREには最大100万円までチャージできるので、これが実質的な上限になりそうです。
キャンペーンの概要
キャンペーンの概要は次の通りです。
- 期間:3/7〜3/21
- 必要アクション1:1万円以上の目標設定を行う
- 必要アクション2:1万円以上の入金
- 還元方法:IDAREボーナス
- 還元計算方法:3/21時点で、(入金額ー利用額)の2%
- 還元時期:3月下旬
- チャージ方法:現金(コンビニ・ATM)、クレカ、口座振込
これはつまり、クレカを使ってチャージすれば、その2%が残高と同じように利用できるボーナスとして還元されるというキャンペーンです。IDAREにチャージできる上限は100万円なので、100万円チャージして3/31まで残高を保持すれば、2万円が手に入ることになります。
IDAREの残高はVisaのバーチャルカードとして利用でき、プラスチックカードも発行できる(有償900円)ので、普通のクレカとして利用できます。アマゾンギフトカードも買えるので、利用に困ることはないでしょう。
ちなみに3月15日までは新規入会キャンペーンもやっていて、下記の九条の紹介コードから登録すれば、1200円もらえます。詳細は下記の記事参照のこと。
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ベストプラクティス
ではIDAREのキャンペーンのベストプラクティスを考えてみましょう。三井住友カードのプラチナプリファードは、リボ払いと併用することで2.5%の還元を受けられるカードです。プラチナプリファードから直接IDAREにチャージしてもいいのですが、一応Kyashを経由すればポイント付与は確実す。
プラチナプリファード→(Kyash)→IDAREというルートです。ここで仮に100万円チャージすると、プラチナプリファード(2.5%)、IDARE(2%)で合計4.5%還元の残高が生まれることになります。
さらにIDAREの残高には、毎月年利2%のボーナスが付きます。つまり毎月1666円です。このボーナスにはボーナスはつかない(複利では増えない)ので、今回のキャンペーンボーナスといっしょに決済に使ってしまうのがいいですね。
リスク
では今回のキャンペーンムーブにはどんなリスクがあるでしょうか。一つは、IDARE残高という出金できないところに100万円が拘束されてしまうリスクです。ただし、前述したようにVisaとして利用でき、Amazonギフト券も購入できるので、流動性を過度に心配する必要はないと思います。
もう一つはIDAREのデフォルトリスクです。IDAREは、いわゆる前払式支払手段という形で資金決済法に基づいて事業を行っています。つまり預かったお金に関しては半分だけを法務局に供託しています。もし運営会社のFivotが倒産すると、少なくとも半分は法務局経由で返還されます。
また運営会社Fivotは、ベンチャーデットという貸金サービスも行っています。そのため貸金業登録も行っています。貸金業者は、5000万円以上の純資産額を維持する必要があり、言ってみれば倒産するリスクは限定されているというわけです。一般の企業に比べれば、金融事業者は相応に規制され健全経営を求められているといえるでしょう。
それでも、倒産する可能性はあるわけで、つまりIDAREにチャージするというのはFivotに年利2%でお金を貸し付けるというのとほぼ同義ともいえます。2%が高いか低いかでいうと、個人的にはちょっと低い感じがしていますが、こちらの都合でいつでも返済を受けられる(決済に利用できる)こと、またこの2%は法的な金利ではないので、源泉税が取られないこと(おそらく一次所得、悪くても雑所得の要確定申告)ことはメリットではないでしょうか。