FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

10年ぶりに献血に行ってきた

先日、ほぼ10年ぶりに献血に行ってきました。ボランティアをしたり寄附をしたりするよりも、手軽な他者貢献だなという感じです。

そもそも献血

献血を知らないという人はいないでしょうが、したことのある人は意外と少ないかもしれません。病気や怪我などで輸血を必要としている患者さんのために、血液を無償で提供するボランティアです。日本赤十字社が行っています。

 

また最近は(前からあったのかな?)、輸血用だけでなく血漿分画製剤である免疫グロブリン製剤などを作るのにも使われます。免疫グロブリン製剤とは感染症の治療薬として使われるもので、継続的に需要があるものなのだそうです。

輸血用の血液にも2種類あって、全血献血はすべての血液成分を献血する方法です。一方の成分献血は、自動成分採血装置を用いて血液中の血漿や血小板のみを採取する方法です。

 

成分献血には60~90分ほどの時間がかかりますが、献血する前の状態まで回復するのが遅い赤血球は体内にお返しするので、身体への負担が軽いと言われています。

www.jrc.or.jp

献血は時間的に一大イベント

献血は、受付→問診→血液検査→採血→休憩の流れで進むのですが、前工程で各10分くらい、そしてメインの採血に時間がかかります。全血は10〜15分程度ですが、成分献血は40〜90分くらいかかります。そして休憩が30分くらい。つまり、全血だと約1.5時間、成分献血だと2〜2.5時間くらいかかる感じです。

 

平日でも土日でも、これだけの時間を費やすのはけっこうたいへんで、「ちょっと時間が空いたから」といってできる感じではありません。FIRE後、時間の都合がつきやすくなったので献血にいこうかなと思ったのですが、1時間以上かかるとなると一大イベントなのです。

 

献血は事前にスマホアプリから予約でき、そのほうがスムーズなのですが、特に平日などなら予約なしでもいけることが多いハズ。池袋、新宿、渋谷、有楽町、秋葉原など繁華街には常設の献血ステーションがあるので、時間が空いたら行きたいものです。

といっても献血ができる時間は限られる

ただ実は献血ができる時間は限られています。実は年齢制限があって、16〜69歳まで。しかも65歳以上の場合、60-65歳の間に献血経験がある必要があります。しかも、献血は連続してはできません。ややこしいのですが、最短でも2週間開けて、最長だと12週〜16週あける必要があるのです。

また、次のような人は献血ができません。

  • 当日の体調不良、服薬中、発熱等の方 ビタミン剤およびごく一般的な胃腸薬などの類。それ以外はNGの場合あり
  • 出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)を受けた方
  • 一定期間内に予防接種を受けた方 約24時間
  • 6カ月以内にピアスの穴をあけた、またはピアスを付けた方 口唇、口腔、鼻腔など粘膜を貫通してピアスを挿入している場合は常時NG
  • 6カ月以内にいれずみを入れた方
  • 外傷のある方
  • 動物または人に咬まれた方
  • 特定の病気にかかったことのある方 心臓病・悪性腫瘍(がん)・けいれん性疾患・血液疾患・ぜんそく・脳卒中・梅毒等
  • 海外旅行者および海外で生活 帰国から4週間以内NG 欧州滞在はいろいろ厳しい
  • エイズ、肝炎などのウイルス保有者、またはそれと疑われる方 6ヶ月以内に新たな異性との性的接触があったらNG
  • 妊娠中の方、また、出産・流産後6カ月を経過していない方はNG

病気のために継続的に薬を飲んでいたらNGだし、海外から帰国4週間はNG。そして欧州については例えば「英国に1980年から1996年までに、通算1ヵ月(31日)以上の滞在歴のある方」はNGなど、人によっては全く献血NGになってしまう人もいます。

 

つまり、年齢制限にひっかかるまでの間で、かつ薬を恒常的に飲むような病気になる前でしか献血ができないのです。健康なときはたいてい忙しいものですし、忙しさが薄れると今度は健康が損なわれる。そういう意味で献血ができる時間は短いわけです。

お客様としておもてなしされた

というわけで、実際に献血に行ってきたのですが、データベースでの登録を見ると、前回献血したのは10年くらい前だったようです。本当に久しぶりとなりました。

 

献血といえば、ステーションの前で看板を持った方が「献血お願いします!」と声がけしている風景をよく見ます。実はあの方もボランティアなんですね。中に入るとけっこう人がいます。若い方からある程度お年を召した方まで、16〜65歳の間でいる感じなのですが、やはり30代、40代あたりが少ない感触でした。まぁ忙しいですものね、その年代は。

 

今回、身体への負担が少ないという成分献血で予約をしてそのつもりで行きました。成分献血は赤血球を戻すわけですが、全血だと全部血が抜かれます。もう若くないし、全血だと体力的にきついかな? と思ったわけです。

 

ところが採血して検査したところ「お客さん、血が濃いですね!全血しませんか?」と営業されました。全血では赤血球の数が重要になるわけですが、必ずしも全員が規定値に達しているわけではなく、ぼくの血液型が不足している全血のものだったこともあり、貴重だったようです。というわけで、しっかり営業に乗って、400mlの全血を行いました。

 

横になって採血されている間は、iPadを持って献血ステーション内のWi-Fiにつなぎ、NETFLIXで話題の『地面師』を見ていました。1話ちょっと見るくらいで全部終わったので、映画とかをもって献血にいくといいかも。

 

終わった後、指定された時間まで休憩なのですが、無償提供のアイスを食べながら待ちます。ちなみに献血の前後はたくさん水を飲むように言われていて、ステーション内のドリンクコーナーは飲み放題。そういう意味では至れり尽くせりの環境ですね。

 

10/5には次回の献血が可能になるので、さっそく頑張りたいと思います。

 

 

www.kuzyofire.com

 

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