1年の中でも比較的銘柄の豊富な2月末の権利落ち日となりました。全部で24銘柄150個を取得。主力はやっぱり制度です。逆日歩の状況含め、どんな状況だったかチェックしていきます。
取ったもの24銘柄
今回取得したのは下記の24銘柄。昨年、逆日歩が大きく痛い目を見たので、制度が怪しいものについては日興、楽天の一般で早取りを心がけました。
- フジ(8278) 2.46%/イオン6000 (楽天
- イオン北海道(7512) 2.45%/イオンギフト2500
- U.S.M.H(3222) 1.91%/優待券3000/100株 (日興
- オンワード(8016) 1.80%/20%割引x6
- イオンモール(8905) 1.43%/イオンギフト (楽天
- 高島屋(8233) 1.38%/10%引き上限3万
- ウェルシア(3141) 1.28%/Tポイント3000
- ビックカメラ(3048) 1.17%/買い物券2000/100株
- ピックルス(2935) 1.00%/自社詰め合わせ1500(日興
- クリレス(3387) 0.98%/4000円券(日興
- コジマ(7513) 0.81%/自社券1000(日興
- リテールパートナー(8167) 0.77%/JCBギフト(楽天
- セブン&アイ(3382) 0.75%/自社券2000
- 壱番屋(7630) 0.73%/自社券1000円
- 吉野家(9861) 0.68%/食事券5000/200株
- アダストリア(2685) 0.67%/商品券3000
- アークス(9948) 0.66%/ギフト券2000orりんご3kg
- 4℃(8008) 0.51%/QUO1000(日興
- テラスカイ(3915) 0.41%/QUO1000
- 東名(4439) 0.41%/QUO1万
- TSI(3608) 0.37%/割引券7枚
- DCM(3050) 0.29%/自社券
- チヨダ(8185) 0.27%/20%オフ5枚
- 良品計画(7453) 0.17%/7%引き券
額が大きいのは東名です。こちら非常に珍しい構造をしていて、保有株式数が増えるごとに優待も豪華になるのは他と同じなのですが、100株あたりの優待額がおかしな動き方をするのです。
- 100株 @500円
- 300株 @333円
- 1000株 @1000円
これはどう考えても1000株取得するほうがいいですね。株価は2200円程度と1000株だと1名義あたり220万円かかるのですが、今回は7名義行きました。50単位を超えると空売りに制限がかかるので、複数証券会社で発注するか、前場後場などに分けるか、指値をうまく使うなどする必要があることにも注意です。
一般信用を使った早取りにはメリットもあって、異名義クロスの場合、現物側でプラスが出ることが多いのです。権利付き日に取って1日で売却すると、ほぼ間違いなく株価は下落しており、つまり現物だけを保有する異名義側では損失が出ます。ところが、早期に現物を買う早取りの場合、権利付き日までに価格が上昇することが多く、権利落ち日で価格下落しても、差し引きまだプラスになっているか、配当を加えればプラスってことが多々あるのです。
この何がメリットかというと、異名義クロスで現物を持つのは、信用取引ができない未成年口座などですよね。未成年は年間48万円の基礎控除があって、それを株の利益にも利用できるので、確定申告すると無税でこの利益を得られるというわけです。
逆日歩答え合わせ
閑話休題、制度クロスにつきものの逆日歩のチェックにいきましょう。今回は一般で取った銘柄も参考として数字を乗せました。もし制度で取っていたら……を確認するためです。
青は差額配当でプラスになった銘柄で大勝利。オレンジはマイナスではあるものの、優待の価値で十分にカバーできた銘柄。勝利です。赤は優待価値をもってしてもカバーでいない損失。敗北の銘柄です。
- フジ(8278)参考楽天
- 差額配当(230)− 手数料(25)− 逆日歩(255)→▲50
- 総合利回り2.4%
- イオン北海道(7512)
- 差額配当(245)− 手数料(10)− 逆日歩(1500)→▲1265
- 総合利回り1%
- U.S.M.H(3222)参考日興
- 差額配当(123)− 手数料(9)− 逆日歩(120)→▲6
- 総合利回り1.9%
- オンワード(8016)
- 差額配当(398)− 手数料(7)− 逆日歩(0)→391
- 総合利回り2.5%
- イオンモール(8905)参考楽天
- 差額配当(383)− 手数料(24)− 逆日歩(2400)→▲2041
- 総合利回り0.4%
- 高島屋(8233)
- 差額配当(176)− 手数料(15)− 逆日歩(90)→71
- 総合利回り1.4%
- ウェルシア(3141)
- 差額配当(276)− 手数料(27)− 逆日歩(855)→▲606
- 総合利回り1%
- ビックカメラ(3048)
- 差額配当(245)− 手数料(20)− 逆日歩(240)→▲15
- 総合利回り1.2%
- ピックルス(2935)参考日興
- 差額配当(214)− 手数料(12)− 逆日歩(0)→202
- 総合利回り1.2% ※ピックルスは貸借銘柄ではありませんでした
- クリレス(3387)参考日興
- 差額配当(123)− 手数料(31)− 逆日歩(150)→▲58
- 総合利回り1%
- コジマ(7513)参考日興
- 差額配当(0)− 手数料(12)− 逆日歩(15)→▲27
- 総合利回り0.8%
- リテールパートナー(8167)参考楽天
- 差額配当(368)− 手数料(15)− 逆日歩(390)→▲37
- 総合利回り0.7%
- セブン&アイ(3382)
- 差額配当(306)− 手数料(29)− 逆日歩(15)→262
- 総合利回り0.9%
- 壱番屋(7630)
- 差額配当(123)− 手数料(12)− 逆日歩(45)→66
- 総合利回り0.8%
- 吉野家(9861)
- 差額配当(306)− 手数料(71)− 逆日歩(390)→▲155
- 総合利回り0.7%
- アダストリア(2685)
- 差額配当(842)− 手数料(36)− 逆日歩(405)→401
- 総合利回り0.8%
- アークス(9948)
- 差額配当(521)− 手数料(33)− 逆日歩(615)→▲127
- 総合利回り0.6%
- 4℃(8008)参考日興
- 差額配当(636)− 手数料(22)− 逆日歩(660)→▲46
- 総合利回り0.5%
- テラスカイ(3915)
- 差額配当(0)− 手数料(28)− 逆日歩(30)→▲58
- 総合利回り0.4%
- 東名(4439)
- 差額配当(1072)− 手数料(280)− 逆日歩(1500)→▲708
- 総合利回り0.4%
- TSI(3608)
- 差額配当(995)− 手数料(15)− 逆日歩(525)→455
- 総合利回り0.7%
- DCM(3050)
- 差額配当(337)− 手数料(16)− 逆日歩(150)→171
- 総合利回り0.4%
- チヨダ(8185)
- 差額配当(260)− 手数料(13)− 逆日歩(0)→247
- 総合利回り0.5%
- 良品計画(7453)
- 差額配当(337)− 手数料(49)− 逆日歩(150)→138
- 総合利回り0.2%
今回、イオンモールは逆日歩が24円付き、配当の差額を入れても2000円超の赤字となりました。一応3000円分のイオンギフトカードがもらえるのでプラス?とも言えますが、実質商品券なんでギリギリですね。ただ、幸いなことにこちらは一般で取っているので、ぼくは勝利です。
※追記:イオン北海道は逆日歩の入力を誤っていました!(多くの方からご指摘いただきました)。0.15円ではなく100倍の15円です!。結果配当差額を入れても1256円のマイナス。敗北……かと思いきや、イオンギフトカード2500円分がもらえるので、一応勝利のうちに入れておこうと思います。
額が大きいので心配だった東名も逆日歩は1.5円で1000株でも1500円。配当差額もあって708円のマイナスと、QUOカード1万円に比べると誤差なくらいです。
全体で見ると、イオンモール以外はクリレスなども大きな逆日歩にならず、制度で行っても全然だいじょうぶでした。ただまぁ安全を優先することも大事ですね。