この2年くらいは、ほぼ制度メインで優待クロスをやっているのですが、「え!?この銘柄が!」というようなものに多額の逆日歩が付くことが増えているように感じます。5月20日銘柄では、なんとまさかのクスリのアオキが逆日歩MAX。見事に7名義被弾しました。逆日歩だけで、2万円超の支払いです。
クスリのアオキのアスクル
5月20日銘柄は大したものがないのですが、取ったのはクスリのアオキとアスクルです。
クスリのアオキHDは昨年2024年5月から優待内容が変更になり、従来300株必要だったところが100株からになりました。必要金額も従来の100万超から35万円くらいに減少。このことでみんな買いやすくなったことも、高額逆日歩に影響しているのかもしれません。
クスリのアオキHDの株主優待内容はこちら。優待カード、自社ギフトカード、Visaギフトカード、地方名産品のうち、どれか一つを選ぶことになります。最も汎用性の低い優待カードはメルカリ実績で約5000円(手数料引き後4500円くらい)で取引されており、Visaギフトカードの3倍の価値があります。
では株数ごとの有利不利はどうでしょうか。100株あたり単価を出してみました。いずれも株数が増えると価値が下がり、100株→3000株でだいたい半分くらいになります。ところが優待カードだけは単価あたりの価値があまり下がらない。7%引きの優待カードは出品が見つけられず分かりませんでしたが、どうなのでしょう?
クスリのアオキ、MAX被弾
利回りそこそこのクスリのアオキ、過去はそれまで高い逆日歩は発生していませんでした。
- 2021年5月 1.75円
- 2022年5月 0.9円
- 2023年5月 0.6円
- 2024年5月 0.55円
- 2025年5月 28.8円
それが今回MAXの28.8円。逆日歩だけで100株あたり2880円です。いやはや。。。
- アスクル(2678)
- 差額配当(291)− 手数料(12)− 逆日歩(275)→4
- 総合利回り0.7%
- 薬アオキHD(3549)
- 差額配当(107)− 手数料(20)− 逆日歩(2880)→▲2793
- 総合利回り-0.4%
このようにアスクルは差額配当でプラスとなり順当な勝利。ではクスリのアオキはというと、配当額も7円と少ないため、100株あたり2793円の赤字です。一応、優待カードを売却すれば黒字になる数字ではありますが、もともと手間のかからないVisaギフトカードを想定していので、ショックですね。
来年は逆日歩が低い?ジンクス
まぁ逆日歩というのは、昨年が低ければみんなが殺到して上がるし、昨年が高ければ警戒されて買う人が減り下がるものです。毎年高額な銘柄以外はそんな感じになることが多い。
であれば来年は300株とか3000株とってもいいですね。あ、3000株は1名義1000万円超えか。なるほど、本当に1000万円する真のブラックカードがこちらですね!
まぁ1000万円超えると入出金とかも面倒になるので微妙だし5%割引カードの10倍の価格で売買されるかも微妙。ただやる人も少なそうなので、いつかトライしたいと思います。それからサクソバンクで取るって方法もありですね!