このところの株価の復調、みなさん恩恵を受けているのではないでしょうか。ぼくの資産額も急速に戻し、株式だけを見れば過去最高の資産額に到達しました。「株式だけを見れば」というのはつまり、総資産ではいろいろ足を引っ張っているものがあるという意味です。
総資産は+2.39%
総資産は6月、+2.39%と好調でした。ちなみに僕は株式、債券、金、仮想通貨、太陽光、不動産などさまざまな資産を持っていますが、不動産や太陽光などについては簿価ではなく、CFからDCF法で現在価値を算出しています。要するに借金分は差し引いた純資産に近い意味合いだということです。
先日「総資産4億の不動産」という記事を見て、「あー不動産は借金重ねればすぐ数億円の資産額になるもんな」と思ったので、一応。もちろん数億円の借金が引けること自体が才能でありすごいことですけど。
下記はセミリタイアしてからの資産の推移です。もう7年目に突入しているんですね。年ごとに振り返ってみると、
- 2019年 微増
- 2020年 ちょい増
- 2021年 大きく増加
- 2022年 減少
- 2023年 大きく増加
- 2024年 大きく増加
でしたが、2025年は今のところ減少〜横ばい。あとは今年後半がどうなるか次第といったところです。
バケツの中身は28.9年
平均年間生活費の何年分の資産がバケツに入っているかで、資産規模を評価していますが、年数はほぼ横ばいでした。というのも、このところガンガン金を使っていて、資産の増加よりも消費額のほうが大きいからです。DIE WITH ZEROを意識するなら、パッションがあるときは使うことを躊躇してはいけません。これ大事な話です。
さて、資産は、3つのバケツに分けて管理しています。このバケツ戦略はFIRE後にリスク資産比率を落とすのではなく、生活費のバッファを一定量用意する手法です。もし市況が悪化しリスク資産が暴落しても、株価回復までの期間を現金中心の「短期バケツ」、債券中心の「中期バケツ」で食い凌いで、「長期バケツ」に入れた株式を安いタイミングで売らないようにコントロールします。
バケツの中身をチェックしていきましょう。
チェックポイント1:短期バケツは足りているか。短期バケツから生活費は出ていくので、2〜3年分の現金を確保するようにしています。こちらは1.3年分でした。ちょっと少なめです。配当やその他の収入よりも支出のほうが大きいわけで、そりゃ現金は減ります。何か株式などを少し売却してもいい頃合いかも。
チェックポイント2:短期+中期は7-10年に収まっているか。短期+中期バケツは、市場が悪化したときのバッファです。最悪、株式市場は10年くらいマイナスになる可能性があるので、そんなときでも株式を売却しないで生きていけるだけの資産をここに貯めます。市場が平時であれば7-10年分くらいはほしいところ。現在は中期が7.0年分で、短期と合計すると8.3年。NGではないですが、少し少ない感じです。
バケツの中身
続いてポートフォリオのアセットアロケーションともいえるバケツの中身です。下記のように、長期バケツの中身のほとんどはインデックスです。そのほかにクリプト(仮想通貨)、個別株、不動産があります。中期バケツの中身の多くは太陽光ですが、債券と金(ゴールド)も保有しています。
先月からの変化を見ると、個別株(+6.7%)とインデックス(+4.4%)と株式の復調具合が目立ちます。
為替はほぼ横ばい
為替は144.28→144.05円へとほんのわずか円高へ。実質横ばいといっていいでしょう。為替レートの関係で、総資産はまだATHには至っていませんが、ドル建てで見ると過去最高を更新しています。
通貨別のアセットアロケーションは次の通りです。まぁまぁバランスが取れていると言っていいのでしょうか。ただリアルアセットがもう少しほしいような気分にはなっています。