投資でセミリタイアする九条日記

セミリタイアを実現したサラリーマン。ETF投資を中心に、太陽光投資や不動産投資、オプション、VIX、FX、CFDまで使って資産運用をしています。

資産運用って面白いの? RPGで考える

老後2000万円問題をきっかけに、資産運用が話題になることが増えました。一方で、「資産運用の何が楽しいの?」という見方もあります。先日、こんなマスダが出ていました。

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資産運用はRPGのレベル上げである

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たしかに資産規模が小さいうちは、3%とか5%の利回りで運用しても、あれ? 儲けってこれっぽっち? と思うでしょう。つい仮想通貨やレバレッジをかけたFXなど、2倍、10倍を狙いたくなるものです。

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 たしかに100万円を5%運用しても、年間で5万円。それがどれだけ面白いのか、元本割れリスクもあるじゃないかと思うのもわかります。

 

でもここで視点を変えてみます。RPGでは低レベルのうちは強い敵に歯が立ちません。そのために、コツコツザコモンスターを倒して少しずつレベルを上げていきます。正直、最初のうちは1レベル上がっても、あまり強さに違いを感じないでしょう。ところが、それが2レベル、3レベルと上がっていくと、あるときこれまで苦労していた敵が一撃で倒せることに気づきます。

 

資産運用も同じです。最初の100万円から得られるものは大したものではないでしょう。ところが、5%運用を10年続けると、1.62倍になります。つまり増える額も1.62になるのです。積立を併用すると差はさらに劇的です。

 

下記の図は、毎月3万円を積み立てて運用した場合に、20年後どうなっている可能性があるかを、WealthNaviのシミュレータで計算したものです。

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ここでの着目点は、含み益です。70%以上の確率で含み益270万円、50%の確率で550万円、30%の確率で900万円の含み益が出ることになります。毎年の運用益は小さくても、それを長期に複利運用するとこれだけの含み益、つまり儲けが出るわけです。

 

一回一回は小さくても、細かなレベル上げを繰り返していけば、10年後、20年後には強力なステータス(=含み益)を得ることができます。

アセットアロケーションはRPGのステータス配分である

投機でない資産運用で最も重要なことは、アセットアロケーションです。つまり、株式に何パーセント、債券に何パーセント、現金に何パーセント振り分けるかです。この比率が、長期的にリスクとリターンを決めます。

 

これはRPGのステータスポイント配分そのものですね。ポイントを力に振るのか体力に振るのか、魔力に振るのか。ポイントの振り方で成長度合いも変わりますし、最適な配分を目指してさまざまな研究をするわけです。

 

しかもアセットアロケーションの場合、売買手数料というコストはかかりますが、ステータスの全振り直しも可能です。これからしばらく雑魚だから移動速度に振ろうとか、ボス戦だから体力を増やしておこうなんてことができます。

 

この最適配分は、資産運用の醍醐味だといえます。商品はまさに星の数ほどありますし、コストも違います。自分の信じる方向に、ポイントを振っていくわけです。そしえて、レベルアップ=資産増加すれば、さらに追加でポイントを振れます。

 

さて、配当でもらったお金でどこを強化しようか? そんなふうな楽しみがあるわけです。

経済動向はRPGのストーリーである 

RPGの魅力の一つは練り込まれたストーリーです。どんな境遇の勇者が、なんのために旅をして、どんな魔王を倒すのか。その過程では、どんな人との出会いがあり、どんな街に立ち寄るのか。

 

同じことが投資の世界では、経済動向として語られます。やれ、金利が下がったとか、巨大企業がチャレンジングなサービスを開始したとか、どこぞの大統領がこんな発言をしたとか。単なるニュースでしかなかったこんな話題が、投資をやっていると自分にとって身近なストーリーとして感じられてきます。

 

社会人になりたてのころ、経済ニュースって誰のためにあるんだろう? と思ったことはありませんか? もちろん会社経営をしていれば、規制動向や景気の善し悪しは、投資をすべきか否か、人員を増やすべきかどうか、そうした重要な判断に直結します。しかし、個人投資家にとっても、それは自分の資産が増減するイベントなのです。

 

つい最近でいえば、FRB議長の議会証言を巡って、金利動向がどうなるかが注目され、それが株価の上がり下がりに直結しました。世界の経済動向の一端に入って体感できるというのが、投資の魅力です。

長期投資に耐えられるか

唯一、RPGというゲームと投資の大きな違いは、ゲームがアクションに対して即座にフィードバックがあるのに対して、投資は年単位でしかフィードバックがないことです。つまり、いったんアセットアロケーションを決めてしまえば、あとはほとんどすることがありません。変に動けば、それはコストにもつながり、パフォーマンスを悪化させます。

 

これがけっこうつまらないんですね。そこで、オススメが資産の10%程度を使って、リスクの小さいアクションにトライすることです。

 

例えば、IPO投資はアノマリがあって、当選すればかなりの高確率で利益が得られます。ところが、複数の証券会社を使って、次々と発表されるIPOに申し込みするのはかなりの手間です。これを手間と考えるか、レベルアップのための面白い遊びと考えるかで、投資との向き合い方が変わってきます。

 

優待クロスもそうです。証券会社とクロスしたい会社を決めるところまではできても、一般信用売り在庫を、いつ、どこでゲットするかは毎日の真剣勝負になります。早めにとって貸株料分損することもあれば、待ちすぎて取れないかもしれません。

 

各所でしょっちゅうやっているキャンペーンの攻略も面白いものです。単に申し込めば終わりではなく、別のほうほうでヘッジするなどの手間が必要です。そのためには、資金管理も必要になります。

 

投機に走るとそれはギャンブルなので、上がり下がりの興奮の中で、気がついたら資産を失っていたということにもなりかねません。IPOや優待、キャンペーンなどは、操作ミスさえしなければ、大きな金額ではありませんが、着実にレベルアップ=利益を獲得できるものです。メインの長期資産運用とは別に、こうした取り組みをすることで、投資を楽しみたい人にとってはゲーム感覚で遊べると思います。

 

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