今回、土地の「登記事項証明書」をネットで取得してみました。会社の登記簿謄本などと同じく、けっこう簡単です。
土地の「登記簿謄本」とは「登記事項証明書」
公文書の用語はいろいろあってややこいいのですが、昔紙で登記事項を管理していたとき、その情報を出力したものを「登記簿謄本」といったそうです。現在は、情報をコンピュータで処理していて、そこから出力したものを「登記事項証明書」と呼びます。未だに電子化されていないところでは「登記簿謄本」というようですが、要は両者は同じものになります。
また、情報の一部だけを出力したものが「登記簿抄本」になります。
今回は、公庫融資の関係で登記簿謄本が必要だということで、「登記事項証明書」を取り寄せてみました。法人の登記簿謄本などと同じく「登記ねっと」を使います。
オンラインで住所を入力していけばOK 3営業日で到着
使い方はけっこう簡単です。案内に従って、土地の住所を入力していきます。
土地や不動産(建物)の登記は、一筆(1区画)や建物一棟ごとに分かれています。そのため、単に土地の登記簿謄本といっても、複数区画にまたがっている場合はそのすべてを取得することになります。意外に面倒です。
料金は圧倒的にネット有利です。
- 登記所の窓口で取得 600円
- オンライン請求・郵送 500円
- オンライン請求・窓口で受け取り 480円
よほどネットを使うのが嫌でない限り、オンライン請求して郵送してもらうのが楽ちんで安くなります。時間がかかるかと思いきや、当日17時15分までの請求は当日扱いに、21時までの請求は翌日扱いになります。
今回は4月9日の日中に請求を行い、翌4月10日消印で謄本が発送されました。4月11日には手元に到着しています。3営業日で来るわけで、なかなかに便利です。
支払いはPay-easyなのに注意
一点、注意が必要なのは料金支払いです。インターネットバンキングかATMを利用した納付が可能なのですが、仕組みがPay-easyだということです。
Pay-easyはネットバンクでは非対応なところがけっこうあります。特に人気の住信SBIネット銀行が非対応なのはイタイところ。今回は新たに作った楽天銀行の法人口座から支払いました。
登記ねっとの「納付」ボタンを押して、銀行を選ぶと、その銀行のログイン画面が立ち上がります。ここでちょっとドキドキ。楽天銀行のログイン画面は、個人口座と法人口座で別なのですが、自動的に開くページは個人向けのログイン画面なのです。
ダメ元で法人のIDとパスワードを入力したら、無事に支払いが完了するではないですか。ならなぜ、普段のログインでは法人口座ログインのページからでないと、インターネットバンキングに入れないのでしょう。ちょっと不思議な仕様です。