FIer: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIerを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

実は難しいお金の使い方 100億あったら何に使う?

f:id:kuzyo:20211222205350j:plain世の中に、お金を貯める、増やす情報は溢れていますが、「お金の使い方」についての情報はほとんどありません。果たして、誰でも使い方は知っている? のでしょうか。

お金の効果的な使い方

そうはいっても、「お金の使い方」で検索するといろいろなページが出てきますし、当ブログでも何度かお金の使い方についての記事を書いてきました。その「使い方」を大別すると、こんな感じになります。

  • 浪費をしない
  • 寄付など他人のために使う
  • 体験に使う
  • 時間のために使う

まぁそれぞれ正論ではあります。でも正直、どうにも釈然としないところがあります。何をもって浪費というかは難しいところですが、他人のために使うのは、家族、友人、地域、国……と広げていくと、どこかで境界があるような気もしますし、障害者や恵まれない人のために……というのも分かるものの、少し実感がわきません。

 

時間のために使うのは、タイムパフォーマンスとでもいいましょうか、タクシーに乗ったりすることもそうですし、FIREなんて人生の時間を買うようなものなので、よく分かるのですが、これとてお金の使い方として十分かどうかというと、そうでもないような気もします。

 

もしかしてこれは、僕らが実はお金の使い方を知らないせいではないのか? そしてそれはお金の額に応じた想像力が不足しているせいではないか? そんなふうにも感じるのです。

1万円の使い方

例えば、「1万円あったら何に使いますか?」という問いに悩む人はいないと思います。美味しいモノを食べに行くとか、欲しかった本や服を買うとか、奮発していい食材を買うとか、誰でも簡単に答えが出せそうです。

100万円の使い方

ではこれが100万円になったらどうでしょうか? ちなみに、貯金するとか投資するという答えはやっぱりNGです。これは、使うタイミングを先送りしているだけで、使うわけではないからです。

 

100万円だと、世界一周旅行するとか引っ越し資金にするとか、中古車を買うとか、いくつか出てきそうですが、タイミングによって不要というものも出てきます。いまのぼくは、世界一周旅行がすごくしたいわけでもないですし、引っ越しの予定もありません。クルマも買い換える気にはならないです。

 

どこかの洒落たレストランを貸し切って、友人をたくさん招いてパーティをするという人もいるかもしれません。こうしたお金のかかる趣味を持っている人は、意外とお金の使い方を知っている豊かな人かもしれないとも思います。

1億円の使い方

さらに桁が上がって1億ならどうでしょう。家を買うという答えあたりが多そうですが、すでに自宅を保有していたとして(もちろんローンも完済している)、もう1軒ほしいでしょうか。または+1億円で買い換えて、より良い家にアップグレードしたいでしょうか。うーん、微妙です。

 

それに家の場合、消費してしまうモノではなく、資産としての価値も残りますから、実質的には投資に近い位置づけになってしまうような気もします。

 

1億円までいくと、ヒト一人の半生を賄えるくらいの金額になってきます。このくらいになると、1万円のときのように「あれも買いたい、これも買いたい」という思いは、実は意外と湧きにくいものです。結局、貯めるとか投資するとか、要は消費を先送りする行為になりがちです。

100億円の使い方

では100億円だとどうでしょう。この額になると、生活する上で必要なものに使うという規模ではなくなってきます。だって、低コストな運用をしたって、年間2億円くらいが入ってきます。1カ月あたり1666万円。1日だと54万円です。運用益だけでもこれだけになるわけで、毎日54万円使うのは簡単ではないことが分かります。

 

このあたりから、事業を興すという考えの人も出てきそうです。100億あれば、そこそこな規模の企業を興して、数年間売り上げゼロでも研究開発などが可能です。これを機に、一人ではできない社会課題の解決に、企業として取り組むことだってできますね。金儲けが目的ではないので、非営利企業でも良さそうです。「これを解決したい」という思いがあれば、実務のほうは能力のある人を雇ったってよいでしょう。

 

または小口にして、社会課題に取り組むスタートアップ数社に出資するというのもありです。これはエグジットによってリターンを得たいという目的ではなく、あくまでのその事業が軌道に乗るのを支援するという狙いになります。

 

ぼくだったら、このあたりの使い道でしょうか。寄付をするという考え方もありますが、正直、現在の寄付のシステムの実効性には疑問を感じていたりします。お金を集めてそれを使うというだけでも、25%ほどの経費率がかかるのが普通です。つまり、100万円寄付しても、75万円しか実際の目的のためには使われないということです。

 

かといって、前澤氏(資産約2000億円)のように「お金配りおじさん」になるのは、下品だと思ったりもします。

1兆円の使い方

ここまではまだ使い道のイメージがわきましたが、1兆円になると、正直想像もつきません。まず「投資する」とかいう選択肢はあまり意味をもちません。だって、ほぼゼロといわれる銀行預金に預けても、年間800万円の利息がつきます。楽天銀行のマネーブリッジに預ければ、8億円です。

 

小国の年間国家予算に匹敵する額で、東京都の年間予算規模の10分の1程度になります。この額を個人的な消費で使うのは極めて難しく、何はともあれ誰かのために使うしかないように思います。ユニセフの年間収入が75億ドル=約8200億円なので、1年ぽっきりですが、ユニセフ的なことができる規模です。

 

この規模だと、学校を作るというのも選択肢です。東大の予算規模は2500億円だといわれます。この規模の大学は難しくても、早稲田大学の収入規模が1000億円なので、5%程度で運用できれば(500億円の収入)、かなり授業料を抑えても運営が回りそうです。

自分なりの使い方を振り返って

1万円、100万円、1億円、100億円、1兆円と「もしあったら何に使うか?」と思いつくまま徒然と書いてみましたが、やっぱり額が大きくなると、誰かのために使いたい、というか、誰かのために使うしかないという気持ちがわくものですね。

 

それから、ボランティアのような形で社会貢献したいという気持ちはあっても、寄付の形でお金を出すのは抵抗感があるのだということが、書き出してみて分かりました。世の中のためにお金を使うにしても、それをどのように使うかの決定権は自分で持っておきたいという気持ちが、ぼくは強いようです。

 

まぁイーロン・マスクでもない限り、1兆円を何に使うか?なんて悩むことはないんでしょうけど、いざ1兆円あったらどんなことに使うかは、人間の大きさを測る質問なような気もします。その意味でも、「人類を火星に移住させる」ことを目指すイーロン・マスクは、ほんと、考えることのスケールが違うなと思ったり。

 

さて、あなたなら1兆円あったら何に使うでしょうか?

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