いろいろなカードを渡り歩いてきた法人クレカですが、今回新たに「三井住友カード ビジネスオーナーズ」を発行しました。こちらはデザインや内容はほぼ、個人向けの三井住友カードと同等。そして、何より、年会費無料が注目点です。
年会費無料で0.5%還元
ビジネスオーナーズは、個人与信のカードで、引き落とし口座に法人を指定できるものです。法人カードというより、一般的にはビジネスカードのジャンルに入ります。最大の特徴は、シルバーの一般で年会費無料、ゴールドでも年間100万円の利用で、その後ずっと年会費無料となることです。一般の三井住友カードと同じですね。
与信額は、他の個人カードと合算共通となります。そのため、数百万円とか高額な決済に使いたい人は、個人とは別の枠になるカードのほうが便利かもしれません。僕のように、太陽光発電所の電気代支払がメインならば、あまり関係はありません。
3月31日までのキャンペーンで、個人の三井住友カードとビジネスオーナーズを2枚持ちすると2000ポイントプレゼントを行っており、そういう2枚持ちを想定していることが分かります。
還元率0.5%と法人カードとしては普通。ただし、個人カードと合算してVポイントで還元されるのはけっこう使い勝手がいい。また、後述のETCでは1.5%の還元率がアップするので、その意味でもよくできています。
デザインはほぼ個人カード同等
ぼくは、三井住友カードゴールド、三井住友カード2枚を保有しているのですが、カードデザインはそっくりです。唯一、完全番号レスのNLのみの発行で、番号が記載されたカードが欲しい場合は、従来のfor Ownersを申し込む必要があります。
写真で並べると、同じデザインながら、中央に「BUSINESS OWNERS」というホログラムちっくな記載がアクセントになっています。
ちなみに、ナンバーレスでない三井住友カード(グリーン)は現在ほぼ使っていないのですが、ゴールドのほうはSBI証券の積み立て用、Mastercardのシルバーはコンビニやマクド決済に使っています。投資口座と生活費口座で引き落とし口座を分けられるので、意外と便利。
ETCとアマゾン、航空券で1.5%還元
三井住友カードとの2枚持ちを想定しているのは、ポイント還元の仕組みでも分かります。2枚持ちユーザーはキャンペーンではなく常時、ETCとアマゾン、航空券の利用で通常の3倍の1.5%が還元されます。
ETCカードは発行無料、年1回以上の利用で翌年度の年会費が無料になるというもの。ETCカードで1.5%還元のある法人カードはレアなので、ぼくはETCも発行しました。
オリコEX Goldから切り替え
実は今回発行したのは、従来オリコEX Goldを保有していた法人Aのほうです。オリコEXは、年会費2200円のゴールドカードながら「ダイニング by 招待日和」が使えたり、還元率が最大1.1%まで上昇したり(年間200万円以上の利用)、なかなかに良いカードなのですが、いかんせん、コロナ禍もあり会食はほとんどないですし、法人カードで200万円以上使うこともないので、もてあましていました。
ならば、無駄な年会費を払うよりも無料のカードに切り替えようというのが趣旨です。
ちなみに法人Bのほうは、三井住友カードfor Ownersを発行して、年に1回リボ払いを組み合わせることで年会費を無料にしていたのですが、さすがにリボ払いを入れるのは面倒くさい。ということで、いまは解約して、GMOあおぞらネット銀行のデビットカードにしています。
- 法人A 三井住友ビジネスオーナーズ(オリコEX Goldから切り替え)
- 法人B GMOあおぞらネット銀行デビット(三井住友for Ownersから切り替え)
オリコEXは11月に年会費を払って更新したばかりなので、まだしばらくは保有の予定。ただし、ETC含め、電気代など定期的な支払は三井住友ビジネスオーナーズに変えていく予定です。