東京日産コンピュータシステム(3316)が9月12日に株主優待導入を発表しました。これを受けて株価は急伸し、500円から560円へと1割ほど伸びたのですが、この優待がすごいのです。
株主全員にQUOカード
下記が株主優待制度導入に関する適時開示です。「2022年9月末日現在の株主名簿に記載または記録されたすべての株主様を対象」「QUOカード500円分(すべての株主様一律)」とあります。
いいですか、100株以上保有の株主様、ではありません。すべての株主様、です。
ということは、いわゆる1株を保有する端株株主でも、500円のQUOカードがもらえてしまうことになります。
優待利回り89%
株価が急伸したとはいえ、東京日産コンピュータシステムの株価は560円。これを1株保有すると、毎年500円のQUOカードがもらえるわけで、優待利回りは89.9%にも達します。
最初、ミスかと思ったのですが、「※これまで毎年お送りしておりましたカレンダーはございません」しています。今回QUOカードに変更した理由にしても、
- 株主全員にカレンダーを送っていた
- 昨年から発送にかかるコストが大きく増加した
- 発送コストが低いこと、株主が好きなものを買えるがQUOカードの理由
というわけで、本当に1株でQUOカードを送ってくるようです。
端株を購入できる証券会社
初回優待は9月末なので、権利付き最終日である9月28日に約定させるのが締め切りです。端株を購入できる証券会社としては、
- SBIネオモバイル証券
- SBI証券
- マネックス証券
あたりでしょうか。LINE証券のいちかぶでは、取り扱い対象外でした。ネオモバは月額220円の定額手数料で、月間約定50万円まで可能。200円分のTポイントが付与されるので、実質コストは20円です。
SBI証券はS株の名前でサービスをやっていて、買付は無料、売却は0.55%(最低額55円)の手数料がかかります。マネックス証券は買付は無料、売却は0.55%(最低額52円)の手数料です。一応、カブコムも取り扱いがありますが、買付、売却ともに0.55%の手数料(最低額52円)がかかるので、積極的に選ぶ理由はありませんね。日興証券は1株未満の取り引きも可能なキンカブサービスをしていますが、こちらは日興証券が株を保有する形で、単位株まで数量が増えないと実際の株に返還できません。なので、こちらもこの用途には向きませんね。
ぼくは個人でネオモバ、法人でマネックスの口座を持っているので、両方で端株を購入うしてみようと思います。