先月の12月末に「今後はさらに円高が進むだろう」と見て建てたドルショートポジション。いわば持っているドル資産の為替をヘッジした形です。一時は、あらら?というくらい円安に振れてしまったのですが、12日のCPIが予想通り鈍化したことから利上げ減速が織り込まれ、それによって一気に円高が進みました。
とはいえ、この冬の為替はラリーの様相で、一方行に進むトレンドは短期では見られません。というわけで、いったんドルショートポジションをクローズしました。
CPI予想通りの鈍化
まず、すべての起点となる米消費者物価指数(CPI)です。市場予想6.5%に対し、結果も6.5%でした。
市場はCPIが市場予想に一致する鈍化にとどまったことに当初は失望したが、インフレのピークは過ぎた可能性が高いとの見方に注目するようになった。
だそうです。
この通り、為替は急落というほどではありませんが、ズズンと円高に行きました。
24万ドルショートの結果
さて、ぼくは円高トレンドを予想していて、ドルポジションをヘッジするために24万ドルだけショートしていました。ドル資産のほんの一部のカバーですが、こういうのは一気に取り組むとやけどをすることのほうが多いので、少しだけ行うのが吉です。
ポジションを建てたのが12月20日。平均価格が132.66円でした。そこから約3週間で3円近く下落。本日1月13日に、129.30円ですべてクローズしました。
よっしゃ!CPIも好調で、思惑通り円高へ。24万ドルショートが報われた😄
— セミリタイア九条 (@kuzyofire) 2023年1月12日
ただ、これヘッジだから資産全体としては…… pic.twitter.com/Qzm6Jee7pq
マイナススワップが8万3760円付いていますが、円高による為替差損で80万円程度のプラス。まぁ悪くないトレードだったといえるのではないでしょうか。
なお、前回のオプションを使ったヘッジポジションでは、127円でヘッジを建てて結局137円まで上昇して満期が来ました。20万ドルのポジションだったので、だいたい200万円の損失です。いやはやまったく。この損失を全然取り返せないのが実情ですね。