FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

外貨決済最強? 海外で使うRevolutの研究(2)

前回、『外貨決済最強? 海外で使うRevolutの研究(1)』で、外貨決済には、上乗せレート(0.5%程度)+外貨手数料(1.6〜2.2%)が乗ってくることを紹介しました。いわゆる隠れコストです。これを避けるにはどうしたらいいでしょうか。

外貨建決済サービスを使う

それは外貨決済を外貨で支払えるサービスを使うことです。以前はシティバンクのドル建てクレジットカードとかありましたが、現在だと、下記4つがメジャーです。

  • Revolut
  • Wise
  • Sony Bank WALLET
  • JALグローバルウォレット

それぞれ外貨を残高として持って、決済時はその外貨で支払えるサービスを提供しています。デビットカード、というかプリペイドカードです。

 

Sony Bankは12通貨、JALグローバルウォレットは15通貨、Revolutは31通貨、WISEは53通貨に対応しています。

Sony Bank WALLET

Sony Bank WALLETはソニー銀行のデビットカード。下記のように為替コストは基本15銭で、

さらにランクが上がると4銭まで下がります。

ドルで払ったらドル口座で決済するので、外貨決済手数料などが取られず、コストが明確でしかも低コストです。

JALグローバルウォレット

JALグローバルウォレットは外貨も保有できるプリペイドカード。さらに、そこに住信SBIのNEOBANKを組み合わせると、安価にドル購入も可能です。

 

JALグローバルウォレットの両替コストはどうか。米ドルを例にすると、JPY→USDで138.21736、USD→JPYで133.07245って、なにこれ5円もはなれてるじゃないですか。これはひどいという感じ。


一応、住信SBIのNEOBANKは米ドルなら片道6銭で買い付けられます。NEOBANKに日本円を入金して、そこでドルを買い、ドルでJALグローバルウォレットの決済をするというのが1つの方法です。

Revolut

Revolutも外貨が保有できるプリペイドカードです。ただし、日本では資金移動業者のライセンスしか持っていないけど、Visaの扱いはデビットカードとなっています。

 

日本円を入金して外貨に両替できます。レートはどうかというと、JPY→USDで135.1351、USD→JPYで135.6307。スプレッドは往復50銭という感じでしょうか。片道25銭なので、ソニーバンクやJALの住信SBI銀行での買付よりは手数料がかかります。スプレッドはありますが、手数料は毎月75万円までは無料(無料のスタンダードプランの場合)です。

WISE

WISEも仕組みはRevolut同様のサービスです。ただ、ここまでのSony Bank、JALグローバルウォレット、Revolutはプラスチックカードを無償で入手できますが、WISEの場合は発行手数料1200円がかかります。

 

WISEの場合、両替レートはJPY→USDで135.605、USD→JPYで135.6049と、ほぼスプレッドはなし。ただし、JPY→USDの場合で0.71%の手数料、USD→JPYで0.5%の手数料がかかります。

どれを使うのがいいか?

ざっくりまとめると、両替時の為替手数料についてはドルを例に、下記のようになります。

  • Sony Bank WALLET 4銭〜15銭
  • JALグローバルウォレット ドル買付6銭、両替5円
  • Revolut 25銭
  • WISE 0.71%前後 (136円時で約96銭)

これは一番レートがいいのはJALかSonyか? と思いますが、まだ続きがあります。JALとSONYは銀行口座orプリペイドカードなのに対し、WISEはデビットカードから、Revolutはクレジットカードからのチャージが可能なのです。

 

つまり、三井住友カード プラチナプリファードからRevolutにチャージすれば、プラチナプリファード側で最大2.5%が還元されることになります。136円の2.5%は3.4円なので、25銭のスプレッドを払っても圧倒的に低コストですね。

 

また、これまでは事前に円を支払いたい国の通貨に両替しておく必要がありましたが、1月のアップデートで自動両替が可能になりました。つまり、円さえ入っていれば、ドルで決済したときは必要な分だけ自動的にドルに両替されて、ドルで決済されるということです。

 

というわけで、コストを考えるとRevolutが最もお得に利用できる感じです。ただし、いくつかの注意点があります。

Revoutの注意点

両替はスタンダード(無料プラン)では月間75万円まで(有料プランは無制限)です。海外利用でたくさん利用する場合は注意が必要です。

 

また、両替は土日(日本時間で土曜の7:00〜月曜の8:00)の間、1%の手数料が発生します。正確にはNY時間金曜日17:00〜日曜18:00なので、海外にいるときに自動両替を使うならタイミングに注意が必要です。この時間帯に使いたいなら、前もって両替しておくほうがいいですね。


またタイバーツ(THB)の両替は1%の手数料が発生します(時間外なら2%)。

※ちょうど3月13日にTHBの1%手数料が廃止されることが発表されてました

 

またクレジットカードではなくデビットカードなので、いくつか制約があります。例えば、サブスクリプションなどリカーリングサービス、ガソリンスタンドやホテルなど事前与信だけして支払額があとから決まる支払先の場合、使えない場合があります。これは一律ではなくて加盟店によって変わるので、ダメなときは代替手段を用意しておく必要がありますね。

 

あまりないと思いますが、予約販売品などをデビットカード/プリペイドカードで予約すると、予約時に引き落としが入り実購入時にもう一度引き落としが入るので注意です。予約時の引き落とし額は戻ってきますが60日後。こういう使い方にはクレカを使ったほうがいいです。

 

また、Revolutに多額の残高を入れるのも避けたほうが無難。日本の資金移動業のライセンスを持っているとはいえ、Revolutはイギリスの会社で、サポートも海外です。トラブったときは、オペレータとの日本語チャットが可能で、ぼくはこれで解決していますが、口コミなどを見ると大変なことになったというものも目にします。

 

セキュリティシステムで自動で動いて決済を止めたり、口座を凍結したりするので、Revolutに頼りっきりになるといざというときにヤバいことになります。こう考えると、クレジットカードというのはやっぱり安心感があるものです。

Revolutを使いこなす

さて、Revolutにはいくつか便利な機能があります。まずカードはタッチ決済に対応しています。さらにApple Payには登録できませんが、Google Payには登録できます。スマホ決済としても使わるわけです。

 

面白いのが、使い捨てカード番号です。Revolutには、プラスチックカードの番号とバーチャルカードの番号の2つがあり、さらにEC用に使い捨てカード番号を発行できます。こちらは一度使うと失効するので、海外ECなどでの利用に最適です。

 

これで最後かと思いきや、このシリーズはもう一回あります。海外ATMでの外貨引き出しです。

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