FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

資産寿命が初のマイナスに 8月の生活費

FIRE後、資産の管理をバケツ戦略でおこなっています。リタイア後のバケツ戦略において重要なのは、(1)生活費(2)資産からの現金収入(3)資産のリターンの3つ。資産全体の増減についてはすでに記事にまとめました。今回は(1)生活費をチェックします。

FIRE後初めて支出より入金のほうが多かった

8月の生活費はFIRE後、過去最低となりました。「生活費」の定義は、生活費口座の支出と収入のうち、金融資産の売買や投資口座への送金などを除いたものを「生活費」および「副業収入」と定義しています。クレジットカードなどは支出と引き落としにタイムラグがあるので、厳密に8月の生活費が低かったかというと微妙なのですが、まぁ少ない金額だったということです。

生活費を何で賄っているかというと、配当や家賃、太陽光売電収入などの「インカム」と、ブログ運営などを含む「副業収入」、そして「資産の取り崩し」です。

 

これを見るときの一つの基準は、生活費をどれだけインカム収入で賄えているかで、これをインカムカバー率としています。インカムカバー率は平均すると75%ほどで、つまり残り25%を副業か資産の取り崩しで対応しなくてはいけません。で、8月はというと232%に達しました。生活費の2.3倍のインカム収入があったということです。

 

次の基準が、インカム+副業で生活費をどれだけ賄えるかです。この2つを足したものが生活費を上回ると、余った金額を資産に投下できるようになります。下記のグラフで「資産取り崩し額」がマイナスになっているのがそうです。これまでのところ、平均しても資産取り崩し額はマイナスになっています。

 

最後の3つ目の基準が、「副業収入」が生活費を超えるというもの。実は、8月はこの状態になりました。副業収入のほうが生活費よりも多かったのです。FIRE後、これはさすがに想定していませんでした。だって普通の勤め人のように、給与から生活費を出して、残りから貯蓄や投資をしている状態ということですから。

ただ8月は特段副業収入が多かったというわけではなくて、平均並といったところ。でも昨年末あたりから比較すると2倍くらいになっているので、ちょっと働き過ぎかも。

なので資産寿命は単月マイナスに

なので8月単体でみると、現在の資産で何年生きられるかという資産寿命は初めてマイナスになりました。平均すると58.5年で、今のペースで生活を続けるならあと58.5年間資産が持つという意味合いになります。なおこの数字にはインカム以外の資産運用成果は加味されていません。

実際には、資産は運用されるので増えていき、資産寿命はもっと伸びるはずです。一方で、副業をいつまでも続けられるわけでもないので、それを差し引いた資産寿命=生活費の何倍の資産があるかも計算しておきます。それは32.4年となりました。

生活費はかなり増減していますが、それは現在の資産状況を見て、過度に節制しなくても資産は余る可能性が高いと思っているから。ただ固定費をガンガン上げるような浪費をするつもりもないので、なにか大きめのものを買ったり旅行したりすると生活費が跳ね上がるという感じになっています。

www.kuzyofire.com