7月、8月と続いた調整ですが9月はかなり持ち直してきていました。さて保有銘柄のリターンはどうだったでしょうか? 状況を細かく見ていきます。
現在、バケツ戦略に基づいて資産管理をしています。7月の資産状況についての分析は次の通りです。
- 9月の総資産(バケツ状況)
- 9月の生活費
- 9月の資産からの現金収入
- 9月の資産からのリターン ※本記事
長期バケツ、月間リターンは+1.2%でした。現在長期バケツには生活費22.4年分の資産が入っているのですが、0.3年分増加した形です。
9月のリターンはかなりバラつきました。個別株、例えばグロース銘柄で見ても、ARグラスOrionの開発品を発表したMetaは好業績もあって+7.3%。しかしNVIDIAは▲0.6%でした。ARCCも▲3%とふるいません。
インデックスも、オルカンが+1.6%と堅調でしたが、IVVは▲0.6%で、TOPIXも▲1.6%などまちまちでした。
結果、アセットクラス別の比率はほぼ変化なしです。
具体的に保有している銘柄はこんな感じで、「東小岩」は不動産。個別銘柄だと、BTCとETHがけっこうなポーションを占めています。オルカンことeMAXIS Slim全世界の比率は、8月の5.2%→5.4%と着実に増加しています。
中期バケツ、+0.6%
続いては、インフレに負けない程度の安定運用を目指す中期バケツです。現在生活費6.7年分の資産が入っていて、4割が債券、3割が太陽光、2割が金地金、1割が米ドルや定期預金という割合です。
9月、実はひとり気を吐いたのは金地金です。月間で+4.1%といい感じで上昇。年初から見ても、1月の9622円/グラム→11863円へと23.2%上昇しています。金に関してはさまざまな資産クラスの中でも、今年絶好調だったということになりそうです。
FOMCの利下げ発表があり、実のところ長期金利は上昇しました。市場はもっと早く大きい利下げを織り込んでいたという感じ。というか、このところ債券市場は常に実際より大きな利下げを織り込んでいます。結果、事実が出るとだいたい金利が上昇(債券価格は下落)する感じです。
結果、金だけが頑張ってくれて中期バケツ全体では0.6%の増加でした。なお、このリターンには配当や分配金は計算に入れていません。
中期バケツの中身を見ると、金地金が2割を占め、次が米超長期債のTLTとその為替ヘッジ版の【2621】。次に個人向け国債が来て、そこからは発電所が並びます。そしてハイイールド債HYGが5%程度という感じです。
9月の売買と今後
9月も特に売買はありませんでした。下記の通り、継続積み立てしているクレカ積み立てが75万円だけです。オルカン65万円、セゾングローバル10万円の買付で、徐々にオルカン比率が増加している感じです。
- 楽天証券 15万円(オルカン)
- SBI証券 10万円(オルカン)
- カブコム 10万円(オルカン)
- マネックス10万円(オルカン)
- tsumiki 10万円(セゾングローバル)
- コネクト 10万円(オルカン)
- PayPay 10万円(オルカン)
そろそろ年末も近づいてきているので、ポートフォリオの整理を考えるのもいいかと思い始めています。米国経済はソフトランディングの可能性が高くなってきたと見ていて、金利はここから継続的に低下するでしょう。そういう意味では、インデックス、個別株、債券ともに比率をあまり変更するつもりはありません。
どちらかというとPFに少額だけ残っている銘柄を処分してシンプル化したいということと、税金の調整のために含み損を確定させるアクションくらいでしょうか。ただ、2024年はけっこう簿価損失が積み上がっているので、どちらかというと含み益を確定させてもいいかもしれません。
↓先月の運用成績