相場絶好調で始まり、トランプ氏再選で絶好調で終わりそうな2024年。ぼくが保有する投資商品で、最も高いパフォーマンスを上げたのはなんだったでしょうか。ななしさん(@_teeeeest)企画のベストバイストックに参加して書きました。
ハレバレちゃんからバトン
今年は3人の男の子を育てる6人家族のママことハレバレちゃんからバトンを受け取りました。ぼくがぜんぜん分からない日本株について解説されていて、とっても勉強になります!
自己紹介とかしてみる
そういえば、こうした企画だと初めていらっしゃる方もいると思うので、簡単に自己紹介を。
九条は2018年にセミリタイア、2023年に退職してFIREを実現した投資家です。米国株、優待クロス、クリプト、債券、太陽光、不動産などなどを行うインデックス投資家で、とにかく投資の幅の広さが特徴。マニアックな投資法が大好きです。
具体的な資産額は明かしていませんが、長期の資産額推移はこんな感じ。
セミリタイアした2018年以降の資産額推移は次のようになっています。
ベストパフォーマンスはこれだった
2022年のベストパフォーマンス銘柄は、ステーブルコインUSDCCCをレンディングするのがベストパフォーマンス(+29.3%)でした。続く2023年は、長期保有するMetaが最高パフォーマンス(+195%)となりました。
では2024年はというと、じゃじゃん!もちろんこちらです。
年初(2024年1月)から年末(2024年12月1日)までのパフォーマンスを見ると、堂々の+196%。実に3倍になったことになります。2024年はAI元年。それを象徴する銘柄がNVIDIAだったということですね。
実は実際に集計するまで、今年のベストパフォーマンスはビットコインだろうなぁ……なんて思っていたわけです。実際のところ、ぼくの総資産の10%はビットコインなのでビットコインの上昇はすごくインパクトがありました。一方で、NVIDIAは1%にも満たない0.7%なので、上がっている感はあるものの資産額に影響するようなイメージはなかったのです。
でも計算してみると、ビットコインは年初来で+140%。約2.5倍になっているわけで、これまたすごいのですが、やはりNVIDIAには及びませんでした。
実のところどのくらいのNVIDIAを持っているのか?
「NVIDIAいいな〜私も買っておけばよかった」そんなふうに思っている人もけっこういるのではないかと推察するのですが、羨む必要はありません。NVIDIAは(ほぼ)時価総額世界最大の企業であり、インデックス投資をしていればけっこうなNVIDIA株を保有していることになるからです。そう、インデックス投資ならね♪
ではいったいぼくはどのくらいのNVIDIA株を持っているのか? 調べてみました。下記は有名でぼくが保有しているインデックス銘柄の中で、NVIDIAが占める割合です。
- VT、楽天VT(FTSE Global ALL-Cap INDEX) 3.57%
- IVV(S&P500) 6.65%
- eMAXIS Slim全世界(ACWI)4.25%
- 1554(ACWI除く日本) 4.49%
- QQQ(NASDAQ100) 8.37%
つまりVTを100万円持っていれば、それは同時にNVIDIAを3万5700円保有しているということです。そのようにしてぼくが保有しているNVIDIAを全部合わせると、資産全体の2.03%に及ぶことが分かりました。個別銘柄としてのNVIDAは0.7%なんで、インデックスの効果ってけっこう大きいですね。
ちなみにどのインデックス内でどのくらいNVIDIAを持っているかを集計したのがこちらです。
素晴らしきNVIDIA
ちなみにNVIDIAのことをAIバブルなんて揶揄する人もいますが、いわゆるバブルとNVIDIAが違うのは、収益の裏付けがあることです。というかあまりに急速に拡大する収益が、この株価を支えています。
まずこちらがNVIDAの過去5年間の売上の推移です。一番下の対前年売上高を見てください。200%増を越える売上の伸びがしばらく続きました。直近はさすがに落ち着いてきましたが、それでも+122%です。
では利益はというと、下記が純利益推移です。直近だと四半期純利益が165億ドル。165億ドルですよ? 日本円にすると2兆4700億円(四半期)です。これが世界最強企業の財務状況です。
さらにこの売上と利益はさらに四半期ごとに増加が見込まれます。何しろ売上と制約しているのは生産能力です。新チップB200の需要は引き続き強く、さらなる売上増、利益増が見込まれます。PERが高いとか言われても、そもそもPERは将来のEPSに対して計算されるもの。このペースで純利益が伸びるなら、PERは特に高くないのです。
というわけで、NVIDIAスゲー!という内容になりましたが、AIブームとはイコールNVIDIAであるというのが現在の状況です。このあと、AIを活用して収益を急増させる企業が登場してくるでしょうが、それまではAIゴールドラッシュのショベルを売る企業であるNVIDIAの強さは揺るぎありません。
さて、明日はナザール@暴落お兄さんです。昨年のベストバイストックでは、楽天VTIからeMAXIS Slim S&P500に乗り換えを検討されていましたが、果たしてどうなったでしょうか? 今年の記事にも注目です。