明日12月11日から、東京都が実施するキャンペーンが始まります。期間中、都内の店舗でQRコード決済を行うと10%が還元されるというもの。PayPay、楽天ペイ、d払い、auPAYのそれぞれで還元上限3000円なので、4つ全部合わせると1万2000円の還元になります。攻略法を考えてみました。
キャンペーンの概要
キャンペーンの概要は次の通りです。
kurashisupport2.metro.tokyo.lg.jp
- 期間 12月11日〜12月27日(早期終了あり
- エントリー不要
- 対象店舗 一部店舗を除くQRコード対応店舗(ポスターが貼られる
- 対象支払い方法 PayPay、楽天ペイ、d払い、auPAY
- 還元上限 支払い方法ごとに3000円(合計1万2000円)
- 還元方法
- PayPay PayPayポイント 支払いから30日後
- 楽天ペイ 楽天ポイント(通常) 2025年2月28日までに
- d払い dポイント(期間・用途限定、6カ月有効) 2025年1月末頃
- auPAY auPAY残高 2025年1月末頃
注意点としてはまず、対象店舗が限られることです。下記は対象外です。
- 国、地方公共団体、公共法人が管理運営する施設
- 金融商品取引業者の店舗
- 銀行、信託会社、保険会社等
- 保険医療機関及び保険薬局等
- 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条に該当する施設
- その他、本事業の目的・趣旨から適切でないと都が判断するもの
また下記の品物も対象外です。
- 公共施設の入場料等、公共料金及び納税に関する支払い
- たばこ事業法第2条第1項第3号に規定する製造たばこの購入
- 有価証券、郵便切手類、印紙、証紙及び物品切手、交通乗車券、チケット販売受託事業者等(コンビニエンスストア含む)が販売する興行チケット、その他金券類等の換金性の高いものの購入
- 保険医療や介護保険等の一部負担金(処方箋が必要な医薬品含む)に関する支払い
- 当せん金付証票(宝くじ)等の購入
- インターネット販売等の実店舗外での決済
- 自動販売機における購入
- その他本事業の目的・趣旨から適切でないと都が判断するもの
特に、保健医療関係が対象外なのとネット販売が対象外、そして自販機が対象外なのはちょっと注意ですね。
また特に記載はないのですが、コンビニや大手チェーン店などは多くは対象外のようです。ポスターの掲示やアプリ内での対象確認をせずに支払うと、あれ? ということになりかねません。
コード決済ごとのプラスキャンペーン
PayPayでは、別途区でも似たようなキャンペーンを行っており、時期によっては両方のキャンペーンの対象になります。
楽天ペイは、12/2〜2025/1/7まで、利用が初めての人は20%還元(上限500pt)、それ以外の人は抽選で1000人に20%還元(上限500pt)のキャンペーン中です。なお、楽天ペイ(請求書)や、楽天ポイントによる支払いは対象外なのでそこは注意です。
ベストプラクティス
ベストプラクティスはどうなるかというと、とにかく早期に使い切るということになります。前回のTOKYO元気キャンペーンは、予算100億円でしたが、3/11〜3/31までの予定が予算到達のために3/23に早期終了しました。今回は予算を150億円に増額していますが、それでも早期終了の可能性があります。
金券的なものは対象外なので、生活必需品や外食などを中心に、さっさと4決済それぞれで3万円ずつ、合計12万円使うというのがベストプラクティスです。管理方法については↓の記事も参考になるでしょう。
東京都の物価高騰対策予算337億円のうち、このキャンペーンに150億円使うのですから気合が入っています。ただ、この150億円のうちポイント還元原資となるのは91億円で、59億円はそのための経費に使われるようです。こんな無駄な経費を掛けバラマキをするなら、その分減税すればいいのにと思うのですが、どうでしょうか。