FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

住友生命から「Chakin」 生命保険料控除だけ使える保険が続々


保険としての機能はほぼなく、掛けたお金は預金のように扱われ、生命保険料控除だけが利用できるというトリッキーな保険が続々登場しています。もともとは明治安田生命の「じぶんの積立」が元祖でしたが、そこにニッセイの「ちょこつみ」、そして今回住友生命の「Chakin」も参入です。比較してみました。

住友生命のChakin

住友生命が始めたChakinは「貯金以上、投資未満」をうたい、あたかも貯金のようなイメージを訴求しています。しかしこちら、「じぶんの積立」「ちょこつみ」に連なる、保健機能はほぼないけど生命保険料控除が利用できる、裏ワザ保険になります。

 

www.sumitomolife.co.jp

住友生命自身も、下記のように書いていて、なんというか。

はじめて見るタイプの保険で不安です。

Chakinのような、いつでも受取率100%以上の積立保険は、当社以外でもお取扱いがあり、多くの方がご加入しています。

契約者側のメリットばかりですが、なぜこのような保険を販売しているのですか?

住友生命では当社の商品・取組みを多くの方に知っていただく意味も込めて
Chakinをご提供しております。

加入後、他の保険に勧誘をされないか心配です。

お客さまの同意のない営業や無理な勧誘はございませんのでご安心ください。

他社も同じような商品を提供しているから安心だよ。そしてこの商品はドアノック用だよ。ただし無理な勧誘はしないよ。と、この手の商品の定番の説明です。

最大のメリットは1000円単位で設定できること

さて、最後発のChakinですが、「じぶんの積立」「ちょこつみ」に比べた利点はどこでしょうか。それは、保険料を月額5000〜1万5000円まで1000円単位で設定できることです。

 

この保険に加入する最大のメリットは生命保険料控除を受けられる点ですが、所得税の控除額上限は、保険料8万円超で4万円。住民税は5.6万円超で2.8万円です。そのため最大限に効果を得るには年間8万円、つまり月間6667円がベストです。ところが「じぶんの積立」は5000円か1万円、「ちょこつみ」は3000円・5000円・1万円という組み合わせで、最適な数字にはなりません。

 

しかしChakinは1000円単位なので、月額7000円、年額にすると8万4000円という最適な金額で掛け金を設定できるわけです。

解約則加入も可能

なおChakinですが、加入可能年齢は18〜69歳。毎月1日が契約日になるので、1日の段階で18歳になっていたり70歳になっていなければ契約可能です。

 

この保険は「じぶんの積立」と同じく、掛け金支払いは5年間、保障期間は10年間なので、後半5年は生命保険料控除も受けられず無駄な期間になってしまいます。そこで5年経ったら解約するのがベストプラクティスなのですが、なんと解約後、即時再加入が可能だそうです(コールセンター確認済み)。

 

となると、常時生命保険料控除を使い続けられるわけで、なかなかにお得な保険ですね。

 

3つを比較すると、Chakinはクレカ払いこそ対応していないものの、前の2つの保険をよく研究した保険ではないでしょうか。個人的にはじぶんの積立は対面しないと申し込めず、ちょこつみはニッセイの専用オンライン面談ソフトを使って販売員と会話しなくてはいけないのが面倒。対してWebのみで申し込めるのはメリットだと思います。また、年齢が最大69歳というのもシニア層にはいいですね!

www.kuzyofire.com

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