7日の日経平均はトランプ関税ショックで3万3700円から急降下し、一時3万1000円を割りました。わずかに戻したものの、結局3万1136円で引けています。関税の影響力はすごいですね。
日経平均急落
こちらが日経平均のチャート。4月に入ってから下落基調でしたが、関税関係のニュースが出るたびに下落し、7日は急落となりました。
世界は、米国相手の関税を撤廃し相互に関税ゼロを目指すアルゼンチンのような国と、報復関税として米製品に高い関税を課す中国のような国に分かれるようです。
- 4月2日 トランプ政権が世界一律10%の相互関税-日本24%、中国は計50%強に
- 4月4日 中国、トランプ関税に報復-米製品に34%関税やレアアース輸出規制
- 4月7日 世界株安加速、円や米国債に逃避買い-トランプ関税巡る混乱深まる
株式は全世界で壊滅。特に米国と日本がひどい状況です。
債券の逆相関復活?
トランプ関税はインフレも呼び込むと見られていて、結果金(ゴールド)はジリジリと値を上げ続けていました。
他方、トランプ関税が明確になってからは資本は株から逃避。米国債(TLT)が買われ久しぶりに株と米国債が逆相関の形です。
逃避先として米国債だけでなく日本円も選好され、急激な円高も進みました。3日未明には150円→145円に一気に円高へ。いろいろな転換点となりました。