FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

「ゆうパケットポストmini」をQRスキャンしないで投函してしまった!

メルカリやラクマ、ヤフオクなどフリマアプリを使っていれば定番の発送法が「ゆうパケットポストmini」。低価格でポスト投函可能、匿名で追跡可能と、至れり尽くせりの発送法です。

 

こちら封筒に印刷されているQRコードを、フリマアプリから読み取れば、それだけで発送先情報が登録されるという優れモノ。ところがですね、このQR読み取りをしないで、なんとポストに投函してしまったのです!

みんな大好き「ゆうパケットポストmini」

「ゆうパケットポストmini」は、A5サイズ/3センチ以内/2キロ以下の荷物を、ポスト投函で送れるという発送方法です。専用封筒は1枚20円ですが、メルカリでの送料は160円。合計180円で、匿名・追跡・ポスト投函が揃っていて、これは機能的にも価格的も素晴らしい内容です。あまりの人気に、発売当初は専用封筒が売り切れで手に入らなかったり、「お一人様10枚まで」など制限をかける郵便局まであった状態です。

 

ちなみに、優待券など小さく薄いものを最安で送ろうと思ったら、専用封筒(?)の「ミニレター」が85円で最安。郵便値上げ以降、定形郵便物でも110円するので、ミニレターのコスパが光ります。

 

またミニレターに入らない書籍のようなものは、「クリックポスト」(185円)がナイスサービスです。追跡可能でポスト投函可能、さらに送付先はネット入力なので宛名書きも不要という、お気に入りのサービスです。

 

すでにメルカリ取引数2500件以上のぼくにとって、ゆうパケットポストminiはベストソリューションの1つなのです。

QRスキャンを忘れてポスト投函

ゆうパケットポストminiの通常の送付フローはこのようになります。まず専用封筒に品物を入れて、封をします。そのあと、フリマアプリから封筒表面に記載のQRコードを読み取り、登録します。そして最後にポスト投函です。

僕の場合、たいていは品物を入れて封をしQRコードを読み取った状態で、発送待ち郵便として玄関の前の棚に置きます。そして外出の際に持って出て、ポストに投函するのです。投函したら発送通知を出すという流れです。

 

ところが、品物を入れて封をした段階で、家人に呼ばれたとか電話がかかってきたとか、インタラプトされる場合がありますよね。そんなとき、ついQRコードを読み取らずに机の上に置きっぱなしにしていました。

 

そして今朝。「あ、郵便出さなきゃ」と、他の郵便といっしょに机にあったゆうパケットポストminiを持って家を出て、そのままポストに投函。中身は優待でもらああったカワチ薬品の優待券3万円分。これくらいの金額になるとフリマ運営元がある程度保障してくれる匿名配送が安心です。到着していれば、郵便事故の可能性はなくなるからです。クリックポストのようなサービスだと、追跡は可能でも、どの荷物に対する追跡なのかが運営からは分からないので、サポートしてくれといっても厳しいんじゃないかと思うからです。

 

閑話休題。そうしてポストに投函したわけですが、さっき家に戻ってきて、メルカリを見ていると未発送の品物があるじゃないですか。

「あ、これポスト投函したけど発送ボタンを押してなかった。遅くなったけど押しておこう」

と思って見たら、なんとQRコードが読み取られていない=発送先情報が登録されていない じゃないですか!

背筋が冷えた

ゾクっと背筋が冷えました。ゆうパケットポストminiは、仕組み上、封筒を見ても送付先も送付元の情報もありません。つまり3万円分の金券が入った封筒がポストの中にあり、それが僕が送ったものであることを証明する方法もないわけです。

 

まぁ内容物が何なのか正確に言えるし、いつどのポストに投函したかも分かっているので、郵便局内で「宛先不明」のゆうパケットポストminiがあったら、それは僕が誤って投函したものだ!と主張すればなんとかなるかも? と一縷の望みをかけて、郵便局に電話しました。

 

「QRコードを読み取らずに、ゆうパケットポストminiを投函してしまいまして……」

「依頼主控えはお持ちですか?」

「依頼主控え??」

「封筒の端を切り取って送っていただいたかと思いますが?」

「あ、ああ。あると思います」

「そこにQRコードがあるので、そこから登録してください」

 

え?!なんだって。

ご依頼主様控えには、送付先登録用のQRコードがあった

ゆうパケットポストminiには封をする耳の先に下記のような「ご依頼主様控え」がミシン目で付いていて、封をするときにピリピリと破って取り外す仕組みになっています。

ここに書いてあるQRコードをフリマアプリから読み取ると、今ポストの中にある荷物の発送先を、後から設定できるんですね! 驚きました。

 

この控え、だいたい取り外したらポイっと捨ててしまいます。だって荷物の到着状況はアプリのほうで見られるので、この控えのお世話になったことがないからです。ただ、幸いなことに、ぼくは紙ゴミは紙ゴミでまとめていてこの控えもその中に入っていました。そのため、ちょっと探したらすぐに出てきて、なんとかトラブルをリカバリできたわけです。

 

いやぁ、郵便局の発送サービス、よくできていますね!

 

ちなみにクリックポストも、トラブル時にとても便利なのです。ネットで発送先を登録し、AmazonPayなどで支払いを行い、伝票がPDFで出てくるのでそれを貼り付けて投函するという流れなのですが、「やっぱり投函が不要になった」ときにどうしたらキャンセルできるのか。答えは、単にそのまま投函をしないでいれば、自動的にキャンセルになって支払いも発生しないというものです。事前に支払い手続きをしているので、ベットキャンセルに手続きが必要なように感じますが、ポストから取り出して流通に乗るまでそれは確定していないという仕組みのようです。とても美しいUIUXじゃないですか。

 

そんなわけで、今回はゆうパケットポストminiの優れたUIUXに救われました。最近の郵便局は、クリックポストといい、それからレターパックといい、イノベーティブな発送サービスが続々登場していて、密かにリスペクトしています。

 

それに対して、とんでもなく複雑で使い勝手の悪いのがヤマトの宅急便。使ったことがあれば、このシステムの難解さ、送料プランの複雑怪奇さはご存知だと思います。どうしたらここまで使いにくいものを生み出せるのか? と思うくらい。

 

意外かもしれませんが、物流業界のイノベーターであったはずのヤマトのDXはどうも微妙で、官発祥の郵便局は予想外にDXをうまく推進しているようです。

 

www.kuzyofire.com

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