みんな大好き家計管理ソフトのマネーフォワードME。こちらの料金が8月5日から値上げになります。B2BのSaaSでは最近は値上げラッシュだったわけですが、個人向けSaaSでも値上げの波ですね。価格設定が支払い方法によって違うので、最適な決済方法を考えます。
月額500円→540円、年額5300円→5940円に
値上げ幅は、次のようになっています。
- 月額
- iOS 480円 → 590円 (+110円)
- Android 500円→590円 (+90円)
- クレカ 500円→540円 (+40円)
- 年額
- iOS 5300円 → 6490円 (+1190円 +99.1円/月)
- Android 5500円→6490円 (+990円 +82.5円/月)
- クレカ 5300円→5940円 (+640円 +53.3円/月)
ざっくりだいたい10〜20%の値上げといったところでしょうか。絶対額としてはそもそもそこまで高いものではなかったので、値上げ額も大きくはありませんが、年額でみるとiOSの場合で1200円近く上がっています。
今回の値上げのポイントは2つあります。まず相対的に安かったApp Store決済が大きく値上げされ、クレカ決済が最安になりました。それから、クレカ決済ではOliveや三井住友カードだとVポイントが10%還元される点です。
クレカ決済一択に
これまではなぜかAppleに3割徴収されるApp Store決済が最も安い設定でした。App Store決済の場合、Appleギフトカードも使えるので、安く買ったApple貯金の残高で支払うことが可能でした。
ところが今回クレカが最安に変更になります。5940円、月あたり495円と月払いよりも45円安くなる設定です。まずクレカ払いに変更するのが重要です。
三井住友カード払いで10%還元
今回の料金改定と併せて始まるのが、三井住友カードでの支払った場合の10%還元です。通常ポイントに加えて合計10%になるよう、還元を上乗せするということです。
マネーフォワード ME のプレミアムサービスで10%還元!|クレジットカードの三井住友VISAカード
クレカ払いは540円/月、5940円/年ですが、10%還元されると実質、486円/月、5346円/年となり、月払いの場合は値上げ前の500円よりも安くなるというのがウリのようです。まぁ年払いだと実質でも値上げですけど。
なお、なんで三井住友カード? と思う人もいるかもしれません。実は2024年8月に家計簿アプリマネーフォワードMEはマネーフォワードから分離され、新会社に移管されました。新会社は「マネーフォワードホーム」社。マネーフォワード(51%)と三井住友カード(49%)の合弁会社です。つまり、マネーフォワードMEは実質、マネーフォワードと三井住友カードの両社が提供するサービスなわけです。
九条は11月まで年間プランが残っているので、その後はクレカ払いに変更し、三井住友プラチナプリファードで支払う考えです。
提携サービスを使えば無料
ちなみに、マネーフォワード提携サービスを使うと有料のプレミアムが無料で付いてくる……というのが以前からウリでした。
- マネーフォワード 光 powered by USEN NETWORKS(光サービス USEN NETWORKS提供)
- マネーフォワード でんき(電力 シン・エナジー提供)
これまでも計算するとそこそこお得でしたが、今回の値上げでさらにお得度が上がったともいえます。既存のサービスと比較してメリットがあるようなら検討の余地ありですね。