FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

投資家の資産額を推計する質問


世間一般では、相手の裕福度を測る際に「どのくらい貯金あるの?」という聞き方をします。ただ、投資家に対しては、この聞き方をすると大きな過ちとなる場合があります。ではどんな質問をしたら、資産額を聞くことができるのでしょうか?

彼との結婚を考えて貯金額を聞いた話

Xでこんな投稿が流れてきました。彼との結婚を考えて貯金額を聞いたというものです。

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投資家は貯金がない

投資家は、「貯金どのくらいあるの?」と聞くと、「ほとんどないよ(現金あったら株に投資しているから)」と答える人が多いと思います。ぼくは資産のうち5%くらいは現金で持っているのですが、それでも逆に言えばわずか5%です。日々の生活に必要な、それこそ20万とか30万円くらいしか銀行口座に入れていないって人もいるのではないでしょうか。

 

ところが資産となると、預金額とは段違いです。株式もあるだろうし仮想通貨や債券もあるかもしれません。さらに不動産とかも。

 

だから投資家に対しては「どのくらいの資産があるの?」と聞くのが正解なのですが、これまた正直に「資産額は◯◯くらいだよ」と答える人も珍しい。中には外部に資産額を公開している人もいますが、家族に対しても資産額は秘密にしているという人だっています。

 

Xやブログなら資産額を公開できても、リアルに会っている眼の前に人に「資産額いくらですか?」と聞かれて素直に答えるのは意外と難しいのかもしれません。

投資家の資産額を推計する方法

では投資家の資産額を推計するには、どんな質問をしたらいいのでしょうか?

 

資産額を公開しない投資家でも、投資パフォーマンスは周りに言いたくなるものです。そのため、投資手法を聞いた上でどのくらいのパフォーマンスを出せているか聞けば、喜んで教えてもらえることもあるのです。ただもちろん警戒されてはダメですよw

 

例えば、高配当投資家だったら、「月間でどのくらいの配当をもらっているんですか?」と聞いてみましょう。「10万円くらい」とズバリ言ってもらえる場合もあれば、「お小遣い程度ですよ」「もう少しで配当だけで暮らせます」などという言い方をしてもらえるかもしれません。高配当といえば、5〜10%くらいの配当利回りですから、その金額の10〜20倍くらいが総資産。どのくらいの配当利回りなのも、聞いてみれば教えてくれるでしょう。

 

「もうNISAの枠は埋めましたか?」という質問もいいですね。NISAは年間で360万円の枠があります。埋めていなければ、「なぜ特定口座の銘柄をNISAに移さないのですか?」と聞けば、NISA生涯枠の1800万円をどのタイミングで埋められるのか、という話につながるかもしれません。

 

仮想通貨なら、「いつくらいから仮想通貨をお持ちなんですか?」が鉄板です。当時の代表的なテレビCMの出演者名で、年代と当時の価格が分かります。

  • 成海組(bitFlyer・成海璃子) 2017年春 BTC価格約20万円
  • 出川組(Coincheck・出川哲朗) 2017年末 BTC価格約200万円
  • ローラ組(DMM Bitcoin・ローラ) 2018年初頭 BTC価格約120万円
  • 剛力組(Zaif・剛力彩芽) 2018年2月 BTC価格約100万円
  • 本田組(BITPoint・本田圭佑) 2018年8月 BTC価格約70万円
  • 齋藤飛鳥組(bitFlyer・齋藤飛鳥) 2020年夏 BTC価格約100万円

2017年末に200万円のピークを付け、2020年3月のコロナショックでは40万円まで下落。2021年11月に790万円の次のピーク、2024年3月には1000万円を超え、2025年1月に1600万円、2025年7月に1700万円超え――というのが流れです。

不動産投資家の場合、ワンルーム投資家なら「何部屋お持ちなんですか?」、一棟投資家なら「何棟お持ちですか?」と聞けば、だいたい答えてくれます。木造なのか鉄骨かRCかとかも教えてくれる場合がほとんどでしょう。そして都心か、都内か、16号沿線程度か、それとも地方なのかも教えてくれますね。あとは大体の相場感があれば、ざっくり資産がイメージできるはずです。

 

例えば16号沿線の中古ワンルームなら、500〜2500万円くらい。都内木造アパートなら1億〜2億円くらい。地方RCマンション一棟はざっくり5000〜3億くらい。立地と築年数、規模感で幅があります。

 

もっとも不動産投資家の場合、基本的に銀行からの融資で物件を買っています。しかもコロナ以後ならば頭金は2割くらい、コロナ以前ならば頭金ゼロのいわゆるフルローンの場合も多いので、この場合、何をもって資産額というのかは判断が難しいところ。場合によっては、「5億円も借り入れがあるのよ!」と自慢される場合もあって、これを冒頭の女性が聞いた場合、「すごい不動産投資家だ!」と理解できるか、それとも「5億円も借金があるなんて最悪の人だ」と捉えるか、なかなか面白いところです。

結婚相手の資産額を知りたいかどうか

さて、冒頭の女性が結婚相手の貯金額・資産額を知りたがったこと、また貯金額の少なさから結婚相手としてふさわしくないと判断したこと、これは「こんな女性は嫌だ」という典型例としてXでは拡散されました。

 

でも、ある程度、結婚相手の状況を知っておくのは大事だとも思うのです。結婚後は財政は1本化され、結婚後に得た資産は共有財産になるのですから。まず相手に大きな借金があった場合、いざとなれば自分がそれを返済するくらいの覚悟を持つ必要があると、ぼくは思います。それが奨学金であれ、借金があるということを知っておくのは大事です。

 

そして資産額の多寡というより、収入に即した資産額かどうかというのも大事です。というのも、それはその人が浪費家なのか吝嗇家なのかを赤裸々に物語るからです。浪費家と吝嗇家の間には広大なグラデーションが広がりますが、夫婦でここの感覚が合わないとお互いにイライラします。お金の使い方、貯め方に正解はないので、だからこそ感覚が一致していることが大事なんじゃないかと思うのです。

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