FIRE:投資でセミリタイアする九条日記

FIREを実現したサラリーマン。ETF投資を中心に、太陽光投資や不動産投資、オプション、VIX、FX、CFDまで使って資産運用をしています。

ビットコイン(Bitcoin)が上昇している 半減期まで3ヶ月

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じわりじわりとビットコイン(Bitcoin)が上昇しています。現在、日本円で110万円/1BTCまで戻してきており、1年前と比べると、約2.7倍です。

 

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3回目の半減期が迫っている

この価格はバブルのピークを付けた2017年12月に比べるとまだ半値ですが、ボラティリティが安定してきている感はあります。下記は、60日間のUSD建てBTCのボラティリティ推移です。赤線の金(ゴールド)に比べるとまだまだボラティリティは高い資産ですが、長期的にはだいぶ落ち着いてきました。

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今回の上昇の背景にあると言われているのが、半減期の到来です。Bitcoinはマイニングによって報酬を得ることができますが、1回の採掘で得られる報酬が定期的に減る仕組みになっています。

 

10分ごとにマイニングが行われますが、当初、その報酬は50BTCでした。2012年に最初の半減期が訪れて、報酬は半分の25BTCに、2016年に2度めの半減期が来て、12.5BTCまで報酬が減っています。次の半減期では6.25BTCへと報酬が減ります。

 

半減期は21万ブロック生成ごとに起こる仕組みとなっており、1ブロック生成が10分だとすると、だいたい4年毎に半減期が来ます。この3回めの半減期が、2020年5月頃と推定されているのです。

半減期でインフレ率が減少する

半減期が来ると何が起こるのかは、さまざまな考察があり、定かなことはいえません。ただし分かることがいくつかあります。一つはインフレです。

 

Bitcoinは金などと同様、採掘される上限が決まっているものだということが、大きな特徴となってきました。現在までに採掘済みのBitcoinは、約1837万5000BTCです。これに対して、採掘により1日あたり約1800BTCが生まれています。インフレ率でいうと、約3.6%といったところ。

 

これが半減期が到来すると、採掘量が900BTCまで落ちます。つまりインフレ率も約半分に下がり、1.8%まで下落することになります。

 

インフレとはつまり、その貨幣の価値の下落率です。今回、半減期が到来することで、Bitcoinの価値下落スピードはさらに落ちるということになります。

失われたBitcoin

一方で、これまで発行されたBitcoinがすべて使われているかというと、そんなことはありません。一説によると、すでに採掘済みのBitcoinの25%が、パスワード紛失などによって失われていると言われています。枚数でいうと、450万BTCが行方不明だということになります。

 

Bitcoinの発行上限は2100万枚。新たに採掘可能な枚数は270万BTCでしかありません。BTCがどのくらいのペースで失われているかは定かではありませんが、残りのビットコインはわずかだということです。

 

このことは、希少性という意味では、金以上にBitcoinが希少な存在になっていくことを意味しています。

半減期がもたらすマイナーの収益性

半減期がもたらすと言われているもう1つの点は、マイナーの収益性です。マイニングには設備はもちろん電力が必要で、マイナーは得られる報酬であるBitcoinを売って電力コストを賄っています。つまり、定常的にBitcoinは売り圧力にさらされているわけです。

 

半減期が来て、Bitcoin価格がそのままだったらどうなるでしょうか? マイナーの選択肢は2つになるでしょう。1つは、採掘から撤退する。2つ目は、Bitcoin価格が上昇するまで売却を一時見合わせるです。マイナーが売却を見合わせれば、その分売り圧力が低下し、価格は上昇する可能性があります。

 

もっとも、Bitcoinの取引額は1日あたり1万BTCといわれており、1日わずか1800BTCであるマイニング報酬の売却による影響はわずかでしょう。でも、こうした思惑から価格が上下するというのはおおいにありそうです。

過去の半減期

過去2回の半減期では、どうだったでしょうか? 1回目の半減期では価格に目立った変化はなし。2回目のときは、数ヶ月までに暴騰し半減期のタイミングでは下がったものの、半減期前に比べると高い水準を維持しました。

 

実際、半減期自体が直接的な価格上昇をもたらすわけではないでしょう。株価と同じく、こうした将来の出来事はすでに価格に織り込まれているからです。さらにBitcoinはアルゴリズムで動いており、半減期も最終的な2100万枚という採掘枚数も最初から分かっているものです。つまり、当初からこれらが織り込まれていたともいえます。

 

それでも、ジリジリと価格が上がるのは、思惑による買いだけでなく、長い年月を通してBitcoinのブロックチェーンが破られることなく推移し、アルゴリズムへの信頼が次第に形になってきたことを反映してのことでしょう。

 

「金は資産だがBitcoinは資産ではない」。こんなふうに言う人もいますが、両者の違いは、人々がそれを認めてきたかどうかだけです。いわば歴史の違いでしかありません。短期売買ではなく長期で保有し続けるというスタンスにおいては、Bitcoinが次第にデジタル・ゴールドとなっていく歴史を体感するのは悪いものではないですね。 

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