引っ越したのを機に、住所印を作りました。昔から、住所印は角印として一般的でしたが、今回作ったのは、シヤチハタの「組み合わせ印」です。
住所や氏名を組み合わせ
組み合わせ印とは、親子印とも呼ばれ、複数の要素を付け足したり外したりできるハンコです。
ぼくの場合、下記の用途に住所印を使うことが多いのですが、それぞれ別々の印を用意するのもどうかと思うし、住所だけ印にして名前は手書きってのもちょっとかっこ悪いなぁと思っていました。
- 住所+個人名(メルカリなど)
- 住所+法人A
- 住所+法人B
そこで見つけたのが組み合わせ印。これなら、住所を1つ作り、個人名と会社名を別に作って組み合わせれば、いずれも対応できるというわけです。
スタンプ台よりもやっぱりシヤチハタでしょう
こうした組み合わせ印は、スタンプ台を使ういわゆるゴム印もあります。でもやっぱり手軽なのはインク浸透式。そして、そのトッププレーヤーといえば、やっぱりシヤチハタです。
しかし、実はシヤチハタが組み合わせ印を投入したのは2020年9月。じつはこのジャンルについては後発メーカーなのでした。そのためか、選べるサイズも実は限られていて、長辺は59ミリの一択、短辺は3.0/5.0/6.0/7.5mmの4種類しかありません。他社に比べると、ちょっと種類が少ない感じです。
価格は、標準書体を使ったものが1980円、特殊文字やマークを使うものが2530円となっています。
最大の特徴は、シヤチハタの安心感と、各印がマグネットでくっつくというところです。これがなかなか気持ちいい。そして、ズレもせず良い感じで吸い付くのです。実は、マグネットでくっつく製品というのがけっこう好きで、マグネットで留まるスポーツジャケットのポケットとか、iPhoneの裏にマグネットで張り付くバッテリーとか、マグネットで壁に付けられるアクションカムとかそんなのを持っていたりします。
アスクルで買ってみた
というわけで、今回はアスクルパプリで買ってみました。現在キャンペーン中で、標準書体なら1881円。アスクルパプリは1000円以上の注文で送料無料なので、1個から無料です。
ちょっと感動したのは、印に入れ込む文字をオンライン上で作成できることです。インクの色や書体、配置を選び、「イメージに反映」を選ぶと印影が表示されます。
それだけではなく、原寸大PDFを出力することもできるので、それを印刷すれば印を押した時のサイズ感やイメージがそのまま分かるのです。これまでのハンコ屋は、メールで「こんな住所のハンコにしてくれ」って送ると、あとはよしなにしてくれる、というか、届いてみないとどんなものか分からないっていう状況だったので、まったくもってIT万歳です。
たった一つ失敗
さてその組み合わせ印が届いたのですが、実際に押してみて大満足。こんなことならもっと早く買っておけば良かったというものの典型です。ただし、1点だけ後悔したことがあります。それは専用スタンドです。
シヤチハタ組み合わせ印は、浸透印なのでキャップをしておかないと周りが汚れてしまいます。しかし、キャップをしていると、複数の印をマグネットでくっつけたときにスキマができ、かつキャップが取りにくいのです。
写真を見ると分かるでしょうか? キャップを付けると2つの印がくっつかず、しかもキャップを取るのがけっこう面倒。
シヤチハタ側もこれは当然認識していたようで、専用スタンドを用意しています。
そしてこの専用スタンド、アスクルパプリで注文すると、4個注文で1個プレゼントだったんですよね……。まぁ買ったのは2個なので、スタンドのためにさらに2個買うのは本末転倒なのですけど。