FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

フリーランスって意外といい FI(RE)と好相性


独立してフリーランスになったり起業して小さな会社をやっている人が、身の回りに何人かはいると思います。大企業で働くのに比べて、しんどそうに見えているでしょうか? 「どう?頑張ってる?」と聞けば、「なんとかやってます」って答えるでしょうけど、その内実は想像以上に収入を得ている人もいるようです。

退職してフリーランスに

言葉の定義的にちょっとややこしいのですが、FI=Financial Independenceは前提として、

  • これまでのキャリアを降りること:セミリタイア
  • 会社員を退職すること:完全FIRE

とぼくは呼んでいます。2018年にセミリタイアし、このブログの執筆を開始。2023年の夏に会社員を退職し、完全FIREしました。

 

といっても全く働いていないわけではありません。このブログ「投資でセミリタイアする九条日記」はほぼ毎日更新しているし、広告も貼ってあるので収益が生まれています。会社員時代の流れで、知り合いからお仕事を依頼されることもあるので、そうした仕事はフリーランスとして受けています。

 

その結果、資産からの配当収入とこうした副業収入でほぼ支出を賄えており、幸いなことに、当初計画していた資産の取り崩しには現在のところ至っていません。。さて、今日はその「フリーランス」について。

ぼくは金を稼ぎたかったんだっけ?

ぼくの場合、仕事自体は好きだったのですが、会社員時代の収益プレッシャーは本当に嫌いでした。営利企業あるあるです。金儲けゲームだと思えばなんてことはないのですが、仕事に対して「能力発揮」「貢献」の意義を認めているが故に、お金優先の考え方を押し付けられることが嫌だったのです。

 

営利企業において管理職は、一般職よりも株主に近い立場であり、株主の要望は利益の拡大です。つまり管理職は一般職よりも利益に対する責任が大きく、役職が上がるほど、「能力発揮」や「貢献」よりも利益が重視されていきます。金を稼いだヤツが偉いって話は、役職の階段が上がるほどに強くなります。

 

その結果、どんどん仕事に情熱が持てなくなっていきました。

 

そこで、まずは仕事に対する責任はあっても事業に対する責任は小さい平社員に自ら降格しました。そして会社を退職してフリーランスの立場に移行しました。立ち位置を変えることで、仕事に対する責任はあっても事業にたいする責任は小さい立場になりました。つまり、仕事のクオリティに対しては評価されるけれど、その仕事が儲かるかどうかについては評価されない=責任対象外という立ち位置です。

予想以上に柔軟な働き方

フリーランスになって思ったことは、予想以上に柔軟な働き方ができ、自分のペースで仕事ができるということです。まず事業に対する責任がありません。収益目標がないのですから、眼の前の仕事が楽しそうなら受ける、つまらなそうなら受けない。これしか判断基準がありません。あ、忙しそうなら断るってのもありますね。少なくとも、報酬が大きいから受けるとか、報酬が小さいから断るという軸をもたないで済みます。

 

期限についても、こちらの希望が最優先です。無理な依頼は断ればいい。というわけで、常に仕事に対して主導権が持てるのがフリーランスという立場です。

 

「そんな甘いもんじゃないよ」。実際にフリーランスで働いている方はそういうかもしれません。でも、経済的な基盤があれば、より自由度の高い働き方を選択できる。実はFIと自営業の組み合わせはかなり相性がいいのです。

 

そして単価よりも面白い仕事かどうかを判断基準にできたほうが、筋のいい仕事が舞い込んできます。いろいろなところと仕事をしたらわかると思うのですが、金額の大きい仕事はリクエストが厳しくクオリティが求められるかというと逆で、安い仕事ほどいろいろ言われ、締切は厳しく、さらに「振込手数料は受け取り側持ち」というオチまでつきます。

スキルより営業

とはいえ、だれでもフリーランスでのんびり仕事ができるわけでもありません。ぼくはこれまで外部の方々に発注する立場だったので、両方をよくわかっているのですが、こういう自営の仕事の成功を左右するのは、スキルではなく営業なのです。

 

正確にいうと、最低限のスキルがないとお話にならず、二度と仕事はこないのですが、スキルをアップしていけば売れっ子になれるかというとそれは違います。必要なのは営業力、「そういえばこんな人いるから紹介しようか?」と周りに言ってもらえるような、相手との関係性の構築力です。

 

これだけマーケットプレイスの時代になっても、プロの仕事の募集の半分以上は表には出てきません。紹介で成り立っているのです。先に書いたような単価の高いまともな仕事は、100%紹介でしか巡り会えません。そういう場所にいれば、そしてある程度のスキルがあれば、仕事は選べるし、量もコントロールできる。

 

プロフェッショナルなスキルをべースにした仕事なので、やりがいもあるわけで、この生活、実はけっこう気に入っています。

www.kuzyofire.com

 

www.kuzyofire.com

 

www.kuzyofire.com