このところ株価が軟調です。昨年11月からほぼ一本調子に上昇してきた株価が一服している感じ。でもぼくのポートフォリオはそれほど下落していません。なぜかというと、株式以外のさまざまなアセットが組み入れられているからです。
株式と逆相関の資産
ぼくのポートフォリオ(PF)は複数のアセットクラスからできていて、ざっくり次のような構成になっています。
- 株式 47%
- クリプト 15%
- 不動産 8%
- 債券 8%
- 太陽光 7%
- 金 4%
- 現金など 11%

こうしたマルチアセット構成のPFは、絶対的なリターンでは株式100%に叶わないものの、相場が崩れるときには緩衝材として働きます。株とは異なる値動きをするアセットが含まれているからです。
直近5日間、クリプト大幅高
下記は、直近5日間の各アセットの値動きです。株は2.7%下がり、債券も金も下落しました。ところがクリプトが+7%と上がり、ポートフォリオ全体をカバーしてくれています。

1ヶ月の推移
この1ヶ月の推移も見ます。クリプトは一時期大きく下がりましたが、その間は債券や株が上がり、カバーしています。

マネーフォワードでPF額の推移(ただしこちらは不動産、太陽光、金は含まない)を見ると、ほとんど無風であることが分かります。

年初からの推移
ではもう少し長く、年初からの推移だとどうでしょうか。金、株、債券は一貫して上昇していて、クリプトは2月に急上昇したものの、そのあとはレンジ相場になっていることが分かります。

こうした値動きの結果、PF全体では下記のように安定して増加しているわけです。

マルチアセットPFは、リターンが株式に劣後するために避ける人も多いでしょう。しかし、これから利下げが見込まれるタイミングで債券を持つことや、過去圧倒的なパフォーマンスを出し続けてきたクリプトを入れること、インフレが継続しそうなときにゴールドをいれることなどは、株の価格変動をマイルドにするのに役立ちます。
現金比率を上げて変動を抑える人もいると思いますが、こうしたマルチアセットPFを構築するのも一つの手段ですね。