FIREした後、ちょっと悩むのが「肩書をどうするか?」です。いくらFIREが認知されつつあるといっても、なかなかおおっぴらに「FIREしました」と言うのははばかられるものですよね。
マイクロ法人は便利だけれど……
FIRE後の肩書として、便利だとよく言われるのがマイクロ法人です。マイクロ法人を作ってその代表者になれば、名刺にも「九条商事 代表取締役」とかタイトルを入れられるわけで、これならそれなりにカッコがつきます。
代表取締役は株式会社でないと使えないので、合同会社の場合「代表社員」になってしまうのですが、ここはカッコつけるのであれば、「Kuzyo &Company LLC 代表」とかにするのもちょっと気取った感じでいいかも。
ただ、従業員もいない、売上規模も数千万円といった規模で「法人の代表者でござい!」みたいな顔をするのも、どうにもみっともないというか恥ずかしいというか。一応、法人の代表者として不動産を売買したり金融機関と会話するときのために法人の名刺も作ってはありますが、これ、それ以外の理由で他人に渡したことはありません。小っ恥ずかしいので。
フリーランスは普通になってきた
FIRE後もお声がけいただく仕事をぽちぽちとやっていると、曲がりなりにも「フリーランス」を名乗ることができます。大して仕事をしていなくても、全くのゼロじゃないからフリーランスです!と言えるわけです。
一昔前なら店舗を持っている「自営業」ならともかく、ふらふらしている「フリーランス」なんて、ちょっとアヤシイ感じもあったかもしれませんが、いまなら別に珍しいものでもありませんよね。本名での知り合いなどに会ったときに出す名刺は基本的にこれです。
一応、業務委託を受けている会社(けっこうな有名企業)の名刺も持っているのですが、こちらはさすがにそうそう出すことはありません。その業務に直接関連する話のときだけです。
ブロガーとして初対面の人と会うことが増えてきた
肩書が必要になるのって、初対面の人と話すときに「どんな人間なのか」を説明するために必要になりますよね。そういうときにけっこう便利なのが、「ブロガー」としての名刺です。つまり「ブロガー九条」名刺です。
さすがにフリーランスの名刺ほどお渡しする機会はないのですが、ブロガーとしての交友関係もそこそこ広がってきました。こういう別のアイデンティティを持つのは、FIRE後の肩書の一つとして重宝するものです。