小規模企業共済を年払いで払っています。12月に翌年分の前納が可能なので、今年も払おうと思ったのですが、そういえば2年目からは銀行引き落としが可能で、かつ銀行を変更できるのでした。
小規模企業共済のおさらい
小規模企業共済は経営者のための退職金制度と呼ばれるもので、払った掛け金は全額所得控除になり、受け取るときは退職金控除を使って無税で受け取れるという制度です。まぁ要するに経営者（個人事業主）の節税商品だともいえます。
ぼくはこちらに2024年12月に申し込みました。オンライン申し込みが何度やってもエラーになるので仕方なく店頭に。店頭は三井住友銀行に行って申し込みしました。
このままにしておけば、三井住友銀行の口座から引き落としになるのですが、いったん加盟したあとなら銀行口座の変更も可能。ということで、楽天銀行に変更してみました。
オンラインで口座変更
システムが変わって、小規模企業共済のオンライン対応は「共済サポートnavi」というページで行います。その中に、オンライン受付サービスというページがあるので、ここから「小規模企業共済 ご加入後の各種届出申請」というページにいきます。
ログインはマイナンバーカードが必須で、メールアドレスを登録したあとスマホでマイナンバーカード認証を2回（1回目で本人確認、2回目で名前などの情報の取り込み）を入力すればログイン完了です。
上のように、掛け金額の変更や住所など届出事項の変更などが可能です。その中から、今回は掛け金の口座振替申出から、銀行口座の変更を行います。郵送されてきているはずの共済手帳に書かれた「共済契約番号」や、マイナンバーカードに情報のない姓名のふりがな、住所の郵便番号やふりがな、電話番号を入力すれば先に進めます。
対応する銀行は、ネット銀行だと、GMOあおぞらネット銀行と楽天銀行。新生銀行や住信SBIネット銀行にはちょっと頑張ってもらいたいところですね。ここからログインして振替設定をすれば登録は完了です。
引き落としスケジュールの確認
では引き落としスケジュールの確認です。年払いか月払いかは最初に決めたものが変更しない限り継続されます。小規模企業共済手帳（契約内容確認書）に記載があり、ぼくは「年払い」でした。
年払いの場合、次のようなスケジュールになっています。
- 11/20 口座変更締め切り
- 12/18 口座からの引落
というわけで、今回メインバンクである楽天銀行に変更したので、12月18日に7万x12ヶ月の84万円が引き落とされ、これが2025年分の掛け金で、でも2024年の経費として利用できるわけです。
2025年の春には、小規模企業共済の掛け金を担保とした借り入れの限度額が決まり、2025年秋には実際に借り入れが可能になるはずなので、楽しみにしたいと思います。
