ChatGPTの有料版といえば、Plusが20ドル、Proが200ドルとそこそこなお値段がします。1月から消費税が乗り、現在為替が152円前後なので3344円、3万3440円かかるわけですが、実は支払い方法によって、けっこう金額が変わります。
3つの支払い方法
ChatGPTの有料版の支払い方法には大きく3種類があります。
- Webからクレジットカードで支払う(ドル建て)
- iOSアプリからApple課金で払う(円建て)
- AndoroidアプリからGoogle Play課金で払う(円建て)
まずクレカ払いはドル建てなので、Visaなどのクレカ会社が決めたレートに、三井住友カードなどのカード発行会社(イシュア)が定めた手数料(3%近い!)が載って決済されます。
さらに2025年1月からは消費税10%が乗るので、実は22ドルと220ドル。1ドル152円(2/10現在)のレートをそのまま掛け算すれば、Plusは3344円、Proは3万3440円となるわけですが、たいがいはさらに高い費用を支払うことになります。
iOS版とAndoroid版
ちょっと面白いのがiOS版とAndoroid版です。ご存知のとおり、どちらもスマホ決済はその3割をプラットフォーマーであるAppleとGoogleが取っていくため、多くの場合は金額が割高に設定されています。Webで直払いしたほうが安いというわけです。
ChatGPTも当然そうなのだろうと思いこんでいたのですが、調べてみたらなんと逆でした。iOSの場合は、Plusが3000円、Proが3万円。しかもこれは消費税込みです。Webからクレカで払うよりもかなり安くなっています。
Andoroidのほうはというと、更に安くて2860円。ProについてはいったんPlusに上げないと金額がでてこず、未確認なのですが、2万8600円と考えるのが妥当でしょう。※情報によると3万円のようです
まとめるとこうなるわけです。Pro版で比べると、Webが3万3440円+αがなのに対しAndroid版は2万8600円。4840円以上の差があります。
さらに、iOSやAndoroidでの決済は、Appleギフトカード、GooglePlayギフトカードの利用が可能です。Appleギフトカード、GooglePlayギフトカードは、楽天市場のショップで購入すれば楽天ポイントの還元対象なので、楽天マラソンなどのタイミングで購入しておけば10%以上割り引いた形で購入できます。
クレカも3%程度の還元を受けることはできますが、楽天で購入したAppleギフトカード、GooglePlayギフトカードの還元率に勝ることはありません。つまり、さらに金額の差は広がるわけです。
円高になったらまた違うけど
なぜこんなことになっているかというと、どうもiOSは150円、Andoroidでは143円くらいのドル円レートで計算されているようです。さらに消費税が乗っていない計算ですね。
逆にいえば、為替レートの見直しがiOSやAndroidで入ったら、この価格も改定される可能性があります。もっとも、ChatGPTはこまめに解約と再入会が可能なので、状況をチェックしながら有利な支払い方法を選べばよさそうです。
僕はこれまでWeb版クレカ払いをしてきたのですが、今回そのキャンセルを行いました。3月7日に現在のWebクレカ版Proプランがキャンセルされるので、そうしたらAndroidアプリからProに課金しようと思います。月間で約5000円コストが違うので、年間で5万円。これはちょっとじゃない違いではないでしょうか。