FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

みんな資産額過去最高更新 2025年7月の資産状況

今年は出だしこそ低調でしたが5月に入ってからの加速はすごいものがあります。債券以外はだいたい上昇していて、Xを眺めていると、みなさん過去最高を更新したり、大台に乗ったり、潤沢な資産額を背景にFIREに至ったり、絶好調なようです。

 

当然ぼくの資産も過去最高を更新中。どんな状況か見ていきます。

総資産は+7.52%

総資産は+7.52%と大きく増加しました。ちなみに、よく借金を計算にいれず簿価の資産額を「総資産」と書く人もいます。「金融資産◯億+不動産◯億」みたいにいうとき、不動産のほうは購入簿価で、借金の額は反映されていないのが普通です。が、ぼくの書いている総資産は簿価ではなく、金融資産+将来のCFからDCFで計算した現在価値になります。株や債券と並べて合算できるように、わざわざこんな計算をしているわけです。

 

閑話休題。そんなわけで、年初来のリターンも5.82%まで来ました。2025年後半はまたわかりませんが、今のところは好調です。

そして資産推移がこちら。セミリタイアしてからのチャートです。セミリタイアしてからは所得からの積立はほぼゼロで、2年前に退職してFIRE後は取り崩しが続いています。それでもこの角度で増加しているのはありがたいことです。

バケツの中身は31.2年に

資産の量を、平均年間生活費の何倍かという単位で測っています。その値は先月から増えて31.2年になりました。30年を超えると安心感が出てきます。

 

さてこの資産を3つのバケツに分けて管理しています。いわゆる、Bucket Strategy=バケツ戦略です。バケツ戦略とはFIRE後にリスク資産比率を落とすのではなく、生活費のバッファを一定量用意する手法のこと。もし市況が悪化しリスク資産が暴落しても、株価回復までの期間を現金中心の「短期バケツ」、債券中心の「中期バケツ」で食い凌いで、「長期バケツ」に入れた株式を安いタイミングで売らないようにコントロールします。

チェックポイント1:短期バケツは足りているか。短期バケツから生活費は出ていくので、2〜3年分の現金を確保するようにしています。こちらは1.4年まで減ってしまいました。先月からは増えているのですが、もう少しキャシュポジション増やしてもいいかな。ちなみに現金比率は4.5%です。

 

チェックポイント2:短期+中期は7-10年に収まっているか。短期+中期バケツは、市場が悪化したときのバッファです。最悪、株式市場は10年くらいマイナスになる可能性があるので、そんなときでも株式を売却しないで生きていけるだけの資産をここに貯めます。市場が平時であれば7-10年分くらいはほしいところ。現在は中期が6.9年分で、短期と合計すると8.3年。債券を少し売ったので、中期から短期に少しシフトしています。

 

バケツの中身

バケツの中身はこんな感じ。大きな変化としては、クリプトが15.2%→17.8%と2.6ポイントも増えたことです。ビットコインが過去最高値更新したのに加え、イーサリアムも爆上げ中ですからね。

クリプの影にかくれていますが個別株もちゃんと増えています。

為替は円安、150円台に

為替は再び円安に触れて150円台に乗りました。150.71円で計算しています。植田総裁は利上げ見送り的な発言を行い、パウエル議長も利下げを見送る的なことを言ったため、期待された日米金利差の縮小がなくなり、円安になったといわれています。

 

しかし、こういうニュースで本当に動いているのなら、為替ってファンダメンタルズに基づくというよりも、方向性で動くんだなぁって感じます。仮想通貨と一緒ですね。

 

為替が4.6%円安に動いたことで、ポートフォリオ全体では1.73%の円安効果がありました。チャートを見るとドル建てではこの2年ずっと過去最高を更新してきているのですが、為替のおかげでぶれているのがよくわかります。

クリプト(仮想通貨)の伸長でリアルアセットの評価額に近づいてきてしまいました。太陽光をもう一基買おうというつもりはないけど、そろそろ不動産をもう一つ買ってもいいかな? ちょっと悩みます。高いので。

ちなみに、仮想通貨の値上がりで総資産に占める割合が過去最高レベルに高まっています。これでも毎年売却を続けているんですけどね。今年はまだ売っていないので、着地年収が見えてきて所得税の税率がわかったら、売却を考えていきたいと思います。

www.kuzyofire.com