FIRE後、資産の運用はバケツ戦略で行っています。退職後のバケツ戦略で重視すべきは、(1)生活費、(2)資産の現金フロー、(3)資産の運用益の三つ。資産規模の増減とリターンは既報のとおり整理済みです。今回は(1)生活費の点検です。
- 9月の総資産(バケツ状況)
- 9月の生活費 ※本記事
- 9月の資産からの現金収入
- 9月の資産からのリターン
生活費が飛び抜けた理由
9月の生活費は過去トップレベルの額となりました。前月と比較して1.5倍となりました。まぁこの理由はわかっていて、
- ロードバイクの残金を支払った
- 新たに買ったクルマの内金を支払った
- 子供の学費を支払った
これを除くと半額くらいになるので、多くがテンポラリな支出だといえるでしょう。

副業収入は平均並み
副業収入は過去平均並み、資産からのインカムゲインは平均をちょっと上回りました。

この青の部分、副業収入のうちスポットで取引先から挙げている売上を、顧客別にまとめてみました。青いベースとなる取引先は継続して売上が立っています。ほかは断続的にあったりなかったり。でもだいたい3〜6社くらいに売上が分散していることが分かります。

ちなみに合計社数は14社。取引先として少ないと見るか、多いと見るか。累計売上金額をまとめると、きれいにパレート図っぽくなって面白いものです。上位3社で4分の3の売上を上げているんですね。

なお、9月の支出のうちインカムゲインだけでカバーできたのは43%だけで、副業収入を入れても足が出て、資産の取り崩しで対応することになりました。

資産取り崩しペースは2.1%、資産寿命は48年、年間生活費の29.7年分
FIRE後の平均値を計算してみると、支出額(から副業収入を引いたもの)は、資産額の2.1%を毎年消費している計算になります。現状、資産からのインカムゲインは2%ちょうどくらいなので、ほぼイーブン。つまり、資産からこぼれ落ちてくる雫だけで生活できてるって状況です。
資産寿命は48.0年。これは副業を今のペースで継続し、今の支出レベルを継続した場合、運用なしで資産が何年もつか? という数字です。「運用なしで」なのでかなり余裕のある数字です。
副業を一切せず運用も一切しない場合、資産額は年間生活費の29.7年分になります。対外的には「年間生活費の30倍」といっていますが、ちょっと下回っています。