京都大学の数理解析研究基金、そして数学オリンピック財団に今年も寄付しました。ぼくは、一握りの天才が人類の科学技術を発展させ、豊かな暮らしと未来を作っていくと考えています。そのため「今困っている人たち」については寄付の諸先輩方に任せ、人類を牽引する頭脳に対して、少しでも貢献できればと思っています。
京都大学の数理解析研究基金に8万1828円寄付
京大の数理解析研は、まさに天才たちが集まる場所です。勝手なぼくのイメージですが、東京大学が官僚や大企業で日本の現場を引っ張っていく人たちを養成する学校なのに対し、京都大学はもっと大きな視野で人類全体にいつか貢献するような研究をやっているところだと思っています。
例えば、2025年は数学のノーベル賞と呼ばれる「アーベル賞」が、京都大学・柏原正樹氏に送られました。日本人の受賞は始めてです。
ちなみに、「リーマン・ヒルベルト予想」をD加群理論を用いて証明したことが柏原氏の大きな業績ということですが、この「リーマン・ヒルベルト予想」とはゼータ関数の“リーマン予想”とは別物でです。じゃ、どんな予想かというと
微分方程式そのものと、解をぐるっと回したときの“ねじれ方(モノドロミー)”は、ちゃんと同じ情報を持っていて1対1で対応している――これがリーマン–ヒルベルト
ということですが、はい。問題自体がなにを言っているのかまるで分かりません。

前回は、2.7182万円を寄付したのですが、となれば今年はその続きの81828円です。どういう数字か分かりますね。

数学オリンピック財団に9万2653円寄付
数学オリンピック財団については、前回3.1415万円を寄付したので、今回はその続きとなる9万2653円です。どういうことか、数学好きな人なら説明する必要もありませんね。
京大のほうは寄付システムが整っていて、サイトからクレカで寄付ができますが、数学オリンピック財団のほうは、WebからPDF/Wordをダウンロードして記載してメール(またはFAX)で送り、その後銀行振込するというちょっと面倒な手法です。

早く日本でも米国並みに寄付が簡単にできるようになるといいですね。
寄付金控除の情報
最後に昨年同様、寄付金控除の情報です。まず京大ですが所得税控除には対応しますが、住民税のほうは関西方面以外非対応です。
- 金額 81828円(クレカ決済)
- 税制上の取扱い 国立大学法人
- ◯ 所得税寄附金控除:所得控除のみ 京都大学の一部のプロジェクトのみ税額控除可能
- △ 都道府県条例指定寄付金 京都府・大阪府・滋賀県・徳島県・山口県・愛知県
- △ 市区町村指定 寄付金 京都府・大阪府・滋賀県・徳島県・山口県・愛知県の一部の市町村
数学オリンピック財団のほうは、所得税控除のほか住民税控除も一部可能。新宿区民ならふるさと納税もいけたりします。
- 金額 92653万円(銀行振り込み)
- 税制上の取扱い(公益財団法人)
- ◎ 所得税寄附金控除:税額控除・所得控除可能
- ◯ 都道府県条例指定寄附金 東京都対象 ※4%税額控除可能
- ✗ 市区町村指定 ※6%税額控除対象なし
- 新宿区のふるさと納税の対象団体に指定されている
2025年の寄付
- 国立科学博物館 10万円
- Wikipeida 10万円
- 京大数理解析研究所 8万18285円
- 数学オリンピック財団 9万2653円