継続性なんて言葉はなく毎年毎年、楽天がしょっちゅう内容を変えるのはポイント制度だけではありません。月間30GBの携帯回線を無償提供する株主優待も内容を大きく変えてきました。長期保有制度の導入です。
12月末基準で6ヶ月、翌6月も保有ならさらに6ヶ月
楽天グループの株主優待は、月間30GBが付いた楽天モバイルの無料SIMです。これまでは100株保有で1年間有効でしたが、さすがにこれでは大盤振る舞いすぎたのか、今回ちょっと改悪です。
まず12月末が権利付日で、100株保有で6ヶ月間有効のSIMが手に入ります。さらに6月末時点で同一株主番号で100株保有していればさらに6ヶ月延長となります。

端株で長期認定されるかどうか
さて、問題は端株の保有で長期認定されるかどうかです。つまり下記の3つを満たせば、楽天が設ける条件である「2025年12月末日および2026年6月末日時点の当社株主名簿に、同一株主番号で記載または記録された100株(1単元)以上を保有する」を形式上は満たせるからです。
- 12月末にクロス
- 6月末にクロス
- 同一株主番号を保持するため1株保有
本優待の継続特典(追加で6ヵ月間無料)の適用は、2025年12月末日および2026年6月末日時点の当社株主名簿に、同一株主番号で記載または記録された100株(1単元)以上を保有する株主様が対象となります。2026年6月末時点での株主名簿に、2025年12月末時点と同一の株主番号で記載がない株主様については、いかなる理由であっても(株主名簿からの除籍、保有株式の全売却、または全売却後の再保有等による株主番号の変更等)、ご利用開始基準日から6ヵ月経過したときに、ご利用期間は終了となります。
同様の長期認定の仕組みを設ける会社は多いのですが、ぼくが知る限り、この長期保有の厳密性は3パターンに分かれます。
- 外形的に12月末と6月末に100株保有で、1株保有で株主番号が変わっていなければ認定される
- 12月末と6月末に100株保有していれば、1株保有なしでも認定される
- 12月末と6月末以外にも、100株保有しているかのチェックがあり、1株保有していても認定されない
今回はわざわざ「同一株主番号で」と記載があるので、(2)で認定されることはないと思われます。可能性が高いのはやはり(1)です。なぜなら、どの株主が何株保有しているかはほふりに問い合わせないと分からず、相応にコストがかかるからです。これまで(3)のパターンを取る企業は「任意の日に抜き打ちチェックをします」と明記する場合が多く、何も言っていないのに(3)のパターンはレアだと思われるからです。
どうするか?
ぼくは今、自分+法人A+法人Bで楽天グループの優待を取り、本人と子どもたちに与えて、月間30GB無償生活を満喫しています。端株保有でクリアできる可能性は高い見ていますが、かなり優待の満足度が高いため、万が一、長期認定されなかった場合のダメージは大きい。
楽天グループの株価は本日引けで929円。年初来でみると、高くもなく低くもなく……という感じでしょうか。

楽天Gは楽天モバイルの赤字から2023年に、株価が500円を割り、市場からはかなり厳しく見られていましたが、楽天モバイルの黒字化も見え、そこそこ復調してきています。長期的にみると、最悪期は脱していて株価は上昇基調にあるとも見えるので、株式を保有していてもいいかなという感じ。
100株は10万円弱です。仮に株価が半分になったとしても、損失は5万円。月に5000円程度かかる携帯料金が無料になると考えれば、割の悪い投資ではありません。

というわけで、それぞれ100株ずつ保有することを想定しています。