FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

3年前の自分と比較したら資産寿命が32年増えていた

FIRE民にとって、資産とは自由であり命です。労働者が身体を壊したら収入が途絶え生きていけないように、FIRE民は資産が尽きれば生きていけなくなります。ふと思い立って、3年前のFIRE直前の自分と比較すると、当時の状況で計算して、資産寿命が32年増えていました。つまり、寿命が32年増えたということです。

資産は約2.1倍になり、資産寿命は32年伸びた

3年前の2022年末の頃、だいたい資産は年間生活費の30倍ありました。そこから3年、資産は約2.1倍に増えました。つまり、このときの生活費に対しては62年分。資産寿命も32年増えて倍増したことになります。

でも、資産寿命が62年分なんて、いろいろおかしいですよね。だっていまから62年も生きられないし、第一、この資産は運用するので収益が発生します。生活費の62年分の資産ということは、単に取り崩していっても年間1.6%。債券で運用したってこれよりも利回りは高いので、要は永遠に資産は減りません。というか増えていきます。

 

ぼくは自分が死んだあとにたくさんの資産を遺したいと考える人ではありません。今の資産寿命が62年もあるのなら、もっとたくさん使って資産を減らすか、もっと生活費を上げて資産寿命を減らすべきです。

 

無理に使ってはもともこもありませんが、必要な支出を削る必要はありません。お金をかければリニアでなくても生活満足度は上昇するものです。もう一生懸命資産を形成する時期は過ぎました。どう坂を下るかを考えるタイミングなのです。

30倍が心地よい

では資産は生活費の何倍くらいがちょうどいいのでしょうか。一つの解は30倍だと考えます。これは逆数を取ると、1年に3.33%を取り崩すことを意味します。もし資産が4%のリターンを生み出すなら、税金20%を引くと3.2%。つまり、資産が毎年4%のリターンを生むなら税引き後収入と支出がちょうど拮抗するわけです。

 

この30倍を目指すには、大きな買い物をして資産を減らすか、生活費をアップさせる必要があります。というか、必要はないのですが、大きな買い物をしたり生活費をアップする選択肢があります。

 

実際、セミリタイアを決意した2018年当時は、かなりケツキツのFIER計画でした。資産は年間生活費の25倍しかなく、実のところ完全無職ではなくある程度働くことで、生活を成り立たせる計画でした。ギリギリFIREさんです。

このままギリギリで推移していたら市場が悪化したときに「FIRE卒業!」なんて僕もなっていたかもしれません。ところが幸いなことにその後の市場は悪くなく、2022年末には資産が1.6倍に増加し、当初の生活費ベースで41年分まで拡大したのです。

 

先に書いたように、このときも生活費をアップさせてだいたい30倍になるようにしました。そして、資産の増加に合せて生活費を上げ、2026年の現在も資産は生活費の30倍です。

自分の残りの人生と向き合う

50代に入った今、そろそろ人生の終わりが視野に入ってきています。統計によれば健康寿命は75.2歳。平均余命は30.7年。健康に過ごせるのはあと20年ちょっとしかなく、生きられるのは30年くらいということです。

 

そういうリアルな年数を見ると、生活費の30年分も資産があるのは多すぎです。そうでなくても現在は無職ではなく副業もしていて収入があるわけで、どう資産を活用するかを考えなくてはなりません。

 

実際、キャリアを降りてセミリタイアしても、会社員を辞めてFIREしても、生活費をアップさせても、資産は増え続けています。

よくFIREすると、資産が減るのが恐怖になるといいます。でも資産は増えたり減ったりできますが、生きられる年数は着々と減っていきます。資産のリターンをGBMで予測するのに長けた人なら、人生の残り余命の分布をどう読み解くでしょうか? 平均値は30.7年ですが、中央値は32.36年で、中央値のほうが少し長い分布なんですね。

資産寿命は30年といっても、実際にはほぼ永遠といっても良いかもしれません。ところが、人生は有限でしかもほぼ全員が死ぬ100歳に向かって急速に収束していくのです。

 

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