FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

つみたてNISAが延長 ただしNISAの欠点に注意

つみたてNISAが延長になるようです。非課税期間は2037年が最後でしたが、37年の開始でも、それから20年間非課税積み立てになるとか。

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それでも最大非課税対象は800万円

つみたてNISAは年間最大40万円まで。20年間積み立てても、最大800万円です。これではセミリタイアに至る金額にはけっこう足りませんね。

 

ただし、現行NISAの最終は2023年です。ちょっとややこしいのですが、NISAとつみたてNISAは併用が可能で、その年ごとに、どちらに資金を入れるかを選択できます。ということは、2023年分はNISAで120万円を投入して、2024年からはつみたてNISAに移行するのが最適となりそうです。

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もちろん、投資資金が潤沢にある人にとって、ですけど。

NISAの欠点

とはいえ、NISAの欠点も理解しておきたいところです。よく言われるのが、損益通算ができないこと。NISAで損失を出してしまうと、その損を他の投資の利益(配当なども含む)と合算できません。全部合計では損をしていても、税金は取られるという厳しい制度です。

 

ほかにも欠点があります。

 

例えば、外国税額控除が使えません。米国株を購入した場合、現地で10%が課税され、さらに日本で20.315%の課税があります。この現地10%分は、確定申告することである程度取り戻せるのですが、NISAの場合は「二重課税になっていない」ということで、取り戻せません。

 

また、貸株対象にできないというのも隠れた欠点です。日本株やETFは、証券会社に貸し付けることで、少なくとも0.1%の貸株料を得ることができます。これはETFの信託報酬をまかなうのに十分な額です。ところが、NISA口座については貸株することができません。

 

さらに、細かな点も。信用取引を行う際には、持っている株式を担保にして取引が可能です。株式の時価評価のだいたい80%を証拠金代わりに使えます。しかし、こちらもNISA口座の株式は対象外です。

 

資金の量にもよりますが、人によっては目一杯NISAにつぎ込むと、投資の選択肢を狭める可能性もあります。まぁ逆に、800万円程度ならば、さまざまな投資を行うよりも、素直に全額NISAに入れて長期投資するほうがいいともいえます。欠点は理解した上で、活用したいものです。

 

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