LINE Payがマイナポイントの上乗せキャンペーンを、本日12月7日から新たに始めました。マイナポイント共通の5000円分ポイントに、暗号資産の「LINK」を5000円分付与するというものです。合計1万円は、現時点のマイナポイント最適解となるのでしょうか。注意点などをまとめてみました。
5000円+5000円の1万円分
まずは今回のキャンペーンの概略です。
- 12月7日から16日の間にマイナポイント申し込み
- LINKリワード5000円分が付与され、暗号資産LINKに転換できる
- リワード付与時期は12月末
ちなみにLINE Payで付与されるマイナポイントは、LINE Payでの支払いの25%がLINEポイントとして付与されるものです。対象支払い方法は次の通りです。チャージ&ペイも対象なので、Visa LINE Payカードの3%還元を受け取りながら、マイナポイント還元も受け取れるので、かなりお得ですね。
- コード払い
- LINE Payカード(JCBプリペイド。新規発行終了済み)
- QUICPay+
- オンライン支払い
- LINE Pay残高からの支払い
- チャージ&ペイ支払い
付与への流れ
付与への流れを簡単に確認です。マイナポイントアプリからの登録も可能ですが、LINEアプリからLINE Payを起動して、マイナポイント申し込みをするのが簡単で確実です。
「マイナポイント申し込み」を押すと、マイナンバーカードを用意するよう案内が出ます。
続いて自動的にマイナポイントアプリが起動して、マイナポイントを読み取る画面になります。「読み取り開始」を押してカードを読み取ると、暗証番号を入力する画面が出るので、マイナンバーカードの暗証番号を入力します。
サービス連携先として「LINE Pay」でOKか確認が出るので、「同意・申し込みする」を押します。
これで申し込みが完了です。
受け取ったLINKリワードの注意点
さて受け取ったLINKリワードにはどんな注意点があるでしょうか。まずは、LINEグループの暗号資産取引所であるBITMAXのアカウントが必要なことです。そしてBITMAXには年齢制限があり、20歳〜74歳の人しかアカウントが作れません。
そのうえで、BITMAXのサービス内でLINKリワードを暗号資産のLINKに転換します。転換は、受け取ってから90日以内という制約があります。
5000円分というのは、転換時の計算ではなく、LINKリワードの付与時の価格で計算されます。つまり、付与を受けたらすぐに転換して売却しないと、価格変動リスクを負うことになります。
さて受け取ったLINKですが、価格変動リスクを負うならすぐに売却する必要がありますが、注意点は、BITMAXは販売所売買のみであり、かなりの売り買いの価格差(スプレッド)があることです。
現時点でLINKの価格は1511円、買いは1617円(差105円)、売りは1404円(差107円)となっています。約14%のスプレッドがあることになります。つまり、5000円分のLINKを受け取っても、それを売却すると14%程度はスプレッドに取られてしまい、4300円程度の価値だということです。
それでも、上乗せが4000円以上期待でき、しかもそれが現金として得られるというのは、たいへん強力なキャンペーンでしょう。LINEとしては、暗号資産交換所にアカウントが必要で、受け取るのも暗号資産ということもあり、限られた層にしかアピールできないと考え、テスト的にキャンペーンをしているのではないかと思います。
暗号資産に忌避感のない人は、試してみる価値のあるキャンペーンではないかと思います。